情報発信のノウハウが不足している地方公共団体が観光客を呼び込むのは難しい。福岡市と屋久島町は、ホームページを刷新するというシンプルな方法で、観光客の呼び戻しに成功した。 2010年に海外からの来訪者1000万人を目指すなど、国内外からの集客を増やし、地域の活性化につなげるべく「観光立国」を宣言している日本。四季折々を反映する豊かな自然と文化を持つ地方公共団体も多く、Webサイトやポータルサイトを通じて地域の情報を発信している。だが、観光客にその情報が伝わっているかというと疑問が残る。 過疎化や高齢化が進む地方では、ITの専門的な知識に長けた人材の確保が難しい。また、予算をIT分野に回せないといった現状もある。情報発信力という点において、地方は中央に大きく水を開けられている。 そういった中、ホームページの改善を柱に、観光客を呼び戻した事例がある。外部の企業やグループ、市民との連携を強化した福