人工知能実装への課題を議論 須田英太郎氏(以下、須田):今日は「人工知能を用いた応用研究の射程と社会実装の課題」というテーマで、100人程度の方に集まっていただきました。 さっそくなんですけど、登壇者のみなさまにお聞きします。最近、機械学習を中心に人工知能が注目されています。 そのような中で、機械学習を用いる前と用いた後で、自分の研究あるいは普段のプロジェクトにどのような変化があったのか。では順番に、海津先生から。 海津裕氏(以下、海津):どのような変化があったかというと、まず私は大学教授ということで、農学部の教員をやっています。農学部は工学部と違って、プログラミングの授業も少ないですし、電子工学の知識がけっこう少ないんです。 最近この機械学習を始めて、何が一番よかったかというと、学生が自主的に興味を持って、スイスイ始めるところだと思います。 例えば、今まではプログラミングにしても、我々教
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