・次々と明らかになる不正 今年6月、愛知県と東京都で、相次いで商店街組合の補助金不正受給が明らかになった。 一つは、愛知県豊田市の商店街組合が、経費を水増しし、市と県から返還請求を受けた。愛知県は、2012年度から2017年度の補助金全額約445万円に加えて加算金約104万円を合わせて請求した。一方、豊田市は同じ6年間分の補助金約2076万円のうちの約1407万円の返還を請求した。この組合では夏祭りなどの事業実施に対して、事業経費の40から80%に相当する補助金を受けていた。水増しの手口は、取引のある業者に経費を前払いした後で、過払い分を返金させるといういわゆるキックバック方式を行っていた。返金された余剰金は、本来は目的外のため、県と市に返金する必要があったが、別のイベントの運営費などに充てていた。 もう一つは、東京都町田市の商店街組合で、やはり市と都からの補助金を不正受給していたものであ
なぜ秋葉原から「本当のオタク」がいなくなったのか 世界有数の電気街として知られる東京・秋葉原は、テレビやPCなどの家電からコンデンサや抵抗器といった電子部品まで、機械なら何でも手に入るだけでなく、アニメグッズやゲームセンター、メイドカフェなどサブカルチャーの街としての側面も持つオタクの街。それが一般的なイメージだろう。 しかし、今の秋葉原の実態は観光客向けの形骸化した萌えとインバウンドの街であり、オタクの街ではない。それが秋葉原に10年以上通う私の意見だ。 現在ではPCパーツや電化製品はECサイトの価格競争により、秋葉原で買ったほうが安いという状況はほぼなくなり、すぐに欲しいという状況以外では秋葉原で買う理由を見出せない。もちろんセールで最安値になることもあるが、かつてのように、フラッと訪れても得な買い物はできない。 全盛期の秋葉原は、店員もオタクだった。商品のことを尋ねると、自らの経験や
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