市野川 @irsaitama 大規模集客施設を建てる時は、交通機関のキャパシティを考慮しないとダメだな。大規模ショッピングモール・アウトレットで週末渋滞とかよく聞くし せき のりかず @kotonoha_s イオンさん、昔はともかくここ10~20年ほどは「渋滞を発生させない」ことにすごく敏感になっているのですよね。地元側と緻密に調整するし公共交通での来訪もかなりしっかりPRして、地元からの反発を起こさせないようすごく気を使ってる。
VOLTA(静岡県富士市、今井健太社長)は、リチウムイオン電池(LiB)をリサイクルする茨城工場(茨城県ひたちなか市)を9月に本格稼働する。LiBからレアメタル(希少金属)を含むリサイクル材料「ブラックマス」を回収。本社・富士工場、富士宮工場(静岡県富士宮市)と合わせたブラックマスを含む原材料の月産能力は600トンとなる。ブラックマス中のレアメタルをリサイクルする湿式精錬の実証も検討する。 VOLTAはエンビプロ・ホールディングスのグループ企業。LiBは電動車(xEV)の普及や再生可能エネルギー用蓄電池として世界的に需要が増加しており、材料のレアメタルの回収・リサイクルは資源の有効利用につながる。茨城工場は敷地面積が約1万5000平方メートル、延べ床面積は同8500平方メートルで、LiBからブラックマスを回収する。 破砕・選別の処理量は1時間当たり1・5―2トン。破砕・選別ラインのほか、原
東北大学の和賀正宗大学院生と昆陽雅司准教授らは東北大ベンチャーのAdansons(仙台市青葉区、石井晴揮社長)などと共同で、きさげ加工や研磨などの手作業の力触覚を測定して表示する技能伝達システムを開発した。振動と力を測り、その履歴をプロジェクターで投影する。体感を視覚的に捉えられ、言語化しにくい技能を伝えやすくなる。 作業中の振動を手首の腕輪型センサーで測り、かかっている力を作業面の下に配置したフォースプレートで測る。フォースプレートでは荷重中心の位置と力の大きさが求まる。力は法線方向と接線方向に分けて記録でき、このデータをヒートマップとして投影して作業中にリアルタイムで可視化する。 きさげ加工では刃先に一定の力をかけても表面のわずかな凹凸で削れ具合が変わる。これは振動として捉えられる。腕輪型センサーでは振動の計測と提示の両方が可能。振動を人間が感じやすい周波数に変換して提示する。入力と出
「知る・創る・繋ぐ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で再構築した開発環境とサウンド制作事例」セッションレポート[CEDEC 2024] ライター:箭本進一 開発スタッフの全員がゲームのことを知り,職種に関わらずアイデアを出し合えるフラットなモノ作り。この理想を実現するために,開発環境を再構築するという英断が行われた。開発者向けカンファレンス「CEDEC2024」の最終日,2024年8月23日に「知る・創る・繋ぐ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で再構築した開発環境とサウンド制作事例」と題した講演が行われ,任天堂の取り組みが解説された。 ●登壇者 岡村祐一郎氏(任天堂 企画制作部 プログラミングリード) 長田潤也氏(任天堂 企画制作部 サウンドプログラミング担当) 日髙祥蔵氏(任天堂 企画制作部 ゲームツール開発担当) 左から,岡村 祐一郎氏,日髙祥蔵氏,長田
当初は別のネタを予定していたのだが、8月20日に、ドイツ海軍のフリゲート「バーデン・ヴュルテンベルク」が東京国際クルーズターミナルに寄港した。時事ネタ優先ということで、今回はこちらの話を先に取り上げてみたい。→連載「軍事とIT」のこれまでの回はこちらを参照。 これが「バーデン・ヴュルテンベルク」。案外と大きな艦で、排水量は7,000tを超えている 撮影:井上孝司 125型は非対称戦を想定 「バーデン・ヴュルテンベルク」は、ドイツ海軍が建造したフリゲートのうち「125型」と呼ばれるモデル。同級の特徴は、本国から遠く離れた海域で長期にわたり、非対称戦を実施することを想定した点にある。 正規軍の艦隊同士でドンパチやることは、基本的には想定していない。こんな書き方をすると語弊があるかもしれないが、実態は重武装の巡視船みたいなところがある。 だからフリゲートと名乗る割には軽武装で、目立つ搭載兵装とい
開発した「角形シリコン基板」(右)。直径300mmの単結晶シリコンウエハー(左)に比べ、半導体チップを効率よく配置できる 三菱マテリアルは21日、次世代半導体パッケージ向けに600ミリメートル角の「角型シリコン基板」を開発したと発表した。四角形状で大型化したことで、複数のチップを一つの基板に集積する技術「チップレット」を採用した次世代半導体パッケージで効率よく半導体チップを配置できる。半導体製造工程での生産性向上に貢献する。 開発した「角型シリコン基板」は大型シリコンインゴットの鋳造技術と独自の加工技術を組み合わせることにより、高平坦度と低表面粗さを実現した。キャリア基板やチップと基板を接続する部材であるインターポーザー材料としての利用を想定する。 チップレット技術を採用した次世代半導体パッケージでは大型化が進む。このためキャリア基板に大型のガラスパネルなどを利用したパネルレベルパッケージ
利益が出ないというプチコンを,なぜスマイルブームは作り続けるのか。「令和最新版BASIC事情」レポート[CEDEC 2024] ライター:箭本進一 Nintendo SwitchやニンテンドーDSiといったゲーム機で,懐かしのBASICを使ったプログラミングができる「プチコン」シリーズ。その利益は開発者自らが「お察しください」と語るものだが,スマイルブームはなぜシリーズを続けているのだろうか? CEDEC 2024の講演「令和最新版BASIC事情:我々がプチコンを作り続ける理由」では,プチコンの歴史とこれを続ける理由が語られた。 ●「令和最新版BASIC事情:我々がプチコンを作り続ける理由」登壇者 細田祥一氏(スマイルブーム 開発本部長) 小林貴樹氏(スマイルブーム 代表取締役) 写真左から,細田祥一氏(スマイルブーム 開発本部長)と小林貴樹氏(スマイルブーム 代表取締役) スマイルブーム
中国が世界が必要とする以上のものを生産していると多くの人々が懸念している。電気自動車(EV)やソーラーパネルなどの価格下落が新たな貿易戦争の火種となっている。 中国指導部でさえも危惧している。中国共産党最高幹部が先月末に開いた会議では、企業間の「悪質な競争」を抑制する方針が示された。 ここ数カ月、産業界の過剰生産能力を巡る状況が一段とひどくなっている。中国の工場が生産できるリチウム電池やソーラーモジュール、鉄鋼の全てを吸収できるだけの世界需要はない。しかも、これは企業利益を犠牲にしている。 ゴールドマン・サックス・グループによると、ソーラーやEV、鉄鋼、建設機械の産業供給で半分余りが利益を上げておらず、状況は前年から急激に悪化。消費財を生産している企業にも恩恵はない。例えば、牛乳はここ14年間で最長の価格低迷に陥っており、経済をむしばむデフレの憂いが強まっている。 Profitless P
九州大学(九大)は8月21日、毛髪からの細菌分離法確立により24培養条件から27属63種の分離菌を獲得し、一部の毛髪細菌が貧栄養および脂質添加条件により生育促進を示したこと、さらに、汗含有のグルコースや皮脂含有のグリセロールおよび広範なヘアケア剤含有のマンニトールの資化性を示すことを詳細に解明したと発表した。 同成果は、九大大学院 農学研究院の田代幸寛准教授、同・大城麦人助教、同・酒井謙二名誉教授、同・山田あずさ学術研究員、同・西悠里大学院生(研究当時)、同・野口芽生大学院生、東京農業大学応用生物科学部の渡邉康太助教らの共同研究チームによるもの。詳細は、日本生物工学学会が刊行するバイオサイエンス/テクノロジーの全般を扱う学術誌「Journal of Bioscience and Bioengineering」に掲載された。 人体のさまざまな部位には多様な微生物叢が形成されており、そうした中
東京大学(東大)と北海道大学(北大)は8月20日、北大の同位体顕微鏡を利用して、マグマと鉱物(ブリッジマナイト)の間の微量元素(ランタン、ネオジム、サマリウム、ルテチウム、ハフニウム)の分配係数を地球の下部マントルを広くカバーする圧力範囲で初めて決定したことを共同で発表した。 同成果は、東大大学院 理学系研究科 地球惑星科学専攻の小澤佳祐大学院生(研究当時)、同・廣瀬敬教授らの研究チームによるもの。詳細は、米科学振興協会が発行するオープンアクセスジャーナル「Science Advance」に掲載された。 地球深部の環境を実現するダイヤモンドアンビルセル装置(左)と高圧高温下で合成された試料(右)(出所:共同プレスリリースPDF) 多くの隕石は、火星と木星の間にある小惑星帯に起源を持つことがわかっている。そうした中で、始原的とされる隕石の化学組成が、太陽の大気と一致することが明らかにされてい
東北大学は8月21日、緑茶のカテキン成分の一種である「エピガロカテキン-3-ガレート」(EGCG)が、主要な歯周病関連細菌の代謝を抑制することで、増殖抑制と死滅を誘導することを明らかにしたと発表した。 同成果は、東北大大学院 歯学研究科 口腔生化学分野の髙橋信博教授、同・鷲尾純平准教授、同・安彦友希助教、同・樋口真由大学院生らの研究チームによるもの。詳細は、口腔および頭蓋顔面科学に関する全般を扱う学術誌「Archives of Oral Biology」に掲載された。 緑茶に含まれるカテキンの種類(出所:東北大プレスリリースPDF) 緑茶に含まれるカテキンは、抗菌作用、抗がん作用、抗酸化作用など、多くの生物学的機能を持つことが報告されている。緑茶のカテキンにはEGCG以外にも、「エピカテキン」、「エピガロカテキン」、「エピカテキン-3-ガレート」があるが、緑茶に最も多く含有されるのがEGC
硬い鋼球を金属に押しつけながら転がす「ボールバニシング」という表面処理法で、アルミニウム合金(ジュラルミン)の表面についた亀裂のようなキズを閉じて滑らかにし、合金の疲労強度も上げて無害化できることを、横浜国立大学などが明らかにした。軽量化が求められる輸送機器の長寿命化と信頼性向上が期待できるという。部品製造で最終仕上げ時の研磨工程を短縮できるメリットもある。 ジュラルミンにつけた縦0.4ミリ、横0.03ミリ、深さ0.2ミリの亀裂のようなキズ(左)。ボールバニシングを施すとキズが閉じ、材料が繰り返し受ける力にどれだけ耐えられるかを示す疲労強度が上がった(横浜国立大学の高橋宏治教授提供) 金属材料は、力が繰り返し加わると微小な亀裂が表面や内部に発生する。この亀裂は放っておくと、材料全体が壊れるまで成長してしまう。繰り返しの力に耐える疲労強度や硬さを上げるには、鋳鋼やガラスなどの球状粒子を高速で
公立はこだて未来大学の村岡広海学部生と三上貞芳教授、函館工業高等専門学校の隅田真一郎准教授らは、変形車輪で不整地を走る小型ロボットを開発した。シャフトと輪ゴムが拮抗して8面体を作るテンセグリティ構造で車輪を構成した。テンセグリティ車輪が路面や段差に応じて変形するため不整地を走れる。実際に傾斜40度の砂利面を登れた。雪上や不整地での運搬などに提案していく。 3本のアルミシャフトを直交させて、それぞれの端点を輪ゴムで結んで8面体の拮抗構造を作る。シャフトがそれぞれの向きに動くため、車輪が大きく変形する。このテンセグリティ車輪を四つ用意して小型移動ロボを作製した。 火山砂利を敷き詰めて登坂能力を検証するとテンセグリティ車輪は斜度40度まで登れた。アルミシャフトを直交させて固定した機体は25度だった。変形機能が登坂能力を向上させたといえる。 クレバスや地割れを模したV字の谷の中を走行させると谷の角
ここ最近、「生成AI(人工知能)を軸にした“AIデータセンター”が急増し、それに伴って、日本や世界の消費電力量も爆発的に増える」といった内容の報道をしばしば目にする。これに対して、記者がこれまで半導体やAI技術、さらにはスーパーコンピューターを見てきた経験から強い違和感をいくつも感じている。 違和感の1つは、こうした報道の既視感だ。IT(情報通信技術)関連では、近い将来に消費電力が増えすぎて困ったことになる、という警告が過去に何度も出されてきた。例えば、2001年に米Intel(インテル)の当時の最高技術責任者(CTO)だったPat Gelsinger(パット・ゲルシンガー)氏は「Pentiumは既にホットプレート並みに熱い。このまま設計を大きく変えなければ、今後のマイクロプロセッサーの熱密度は、2005年ころに原子炉並み、2015年ごろには太陽表面並みに達してしまう」と警告した。ちなみに
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