「タッチ」で主人公の弟が亡くなるのは有名だけど、男性向けラブコメの元祖と言われる「翔んだカップル」でも主人公の同級生が2人も死ぬ。 「四月は君の嘘」や「君の膵臓を食べたい」のような不治の病モノもあるので、甘いイメージとは裏腹にラブコメはけっこう人が死んでいる。 「めぞん一刻」のように恋敵が最初から死んでいるパターンもあるし、「姫ちゃんのリボン」では主人公の姫ちゃんが死んでたな、そういえば。 ラブコメとはいえ、登場人物が1人死ぬと、読者はまだ誰かが死ぬかもしれないという緊張感を持ちながら読み進めることになるので、ラブ&コメディ&デスでけっこう異様な読書体験である。