ホーム 取材・リポート 天を衝くLEDチューブ、見た目はとっつきにくいアート、遊べば爽快なアーケード。TGS2016『Line Wobbler』プレイレポート 東京ゲームショウ2016(以下、TGS2016)のインディーゲームブースを回っていて、文字通りひときわ光り、目立っていたゲームが本作『Line Wobbler』である。なにせ作品がブースの中におさまっておらず、LEDのチューブが天井に向かって伸びているのだ。遠くからは夜の街の電光掲示板のように鮮やかに明滅しており、ブースに近づくまでどんなゲームなのか実態がつかめず、会場で異彩を放っていた。 『Line Wobbler』の第一印象は既存のゲームの枠組みを壊すアート的なアプローチの作品だった。それはゲームというもののあり方を問いただすコンセプトが重要で、操作性や勝敗といったゲーム性が重要ではないためそれほど練られていないものだ。インディ