築地市場の移転先となる豊洲市場の地下水のモニタリング調査で、環境基準を大幅に超えるベンゼンなどが検出されたことを受けて、東京都が行っている再調査の様子が初めて公開されました。 7日は再調査の様子が初めて公開され、専門家会議の平田健正座長らの立ち会いのもと、業者が調査地点の井戸からポンプで水をくみ上げたあと、空気が入らないよう注意しながら専用のガラス容器に入れていました。 再調査は1か月ほどかけて行われ、およそ30か所の調査地点からそれぞれ2回採水する予定で、平田座長によりますと、7日までに20か所で1回目の採水が終了したということです。 また、7日は、地下にたまった水を抜く作業を行っている水産仲卸売場棟の地下の空洞も公開され、水位が30センチほどだった地下水がほぼなくなり、地面のコンクリートが乾いた状態になっていることが確認されました。