ロキソニンといえば、医師、歯科医師に限らず、広く一般的に知られている解熱鎮痛剤です。 これと同じくらい有名な解熱鎮痛剤にカロナールというお薬があります。 一般的なイメージではロキソニンは強めでカロナールは弱いけれど子供やお年寄りにも使えるようなイメージがあると思います。 少し難しい内容になりますがとても大事なお話なので、お読み頂きたく存じます。 ロキソニンもカロナールも一般的には飲み薬です。 食道を通り、胃を通過し、ロキソニンは腎臓で代謝され、カロナールは肝臓で代謝されます。 新型コロナの解熱鎮痛剤としてカロナールが使われていますが、これは、コロナウイルスに感染すると、高熱が出ることが多く、発汗し、体内の水分が凝縮されてしまうので、腎臓に負担が大きくなります。ロキソニンでも解熱作用はもちろんあるのですが、腎臓にさらなる負担を強いることになるのでカロナールを処方します。 歯科医師あるあるで、