アフガニスタン・ヘルマンド(Helmand)州で、簡易爆発物によって脚を骨折し、仲間に両脇を抱えられて救助のヘリコプターに向かう米海兵隊員(2011年10月31日撮影)。(c)AFP/BEHROUZ MEHRI 【11月3日 AFP】米海兵隊は1日、戦場で負傷した兵士の鎮痛剤として、従来から使われていたモルヒネの注射に加え、鎮痛成分フェンタニルを配合したトローチの使用を始めたことを明らかにした。 脚や腕の筋肉にモルヒネを注射するとショックで血管が収縮することがあるが、トローチではその心配がない上、鎮痛効果が現れるのも注射より早いという。 まず海兵隊の特殊部隊で鎮痛トローチを導入したところ良好な結果が得られたため、2か月前から海兵隊の全ての医療部隊を対象にこのトローチの支給を始めたという。 鎮痛トローチを与えられた兵士がショック状態になるなどして鎮痛成分の投与を止める必要が出ても、トローチを