「現代のような不確実な時代に、最もたくましく生きていく力を持っているのが、ぼくたち発達障害者のはずだから。」作家・市川拓司さんインタビュー【前編】 ライター:Media116編集部 「小説を映画化したい」とハリウッドからオファーを受けたこともあるほど、作家として世界的な成功を収めている市川さん。どこまでも純粋で清らかな恋愛を描くその作品は、アジアを中心に海外でも支持されています。そんな市川さんは、かねてから自身が発達障害であることを公表しており、今年の6月には『ぼくが発達障害だからできたこと』(朝日新書)を出版されました。そこで今回、ご自身の体験や思いをありのままに綴ったこの本についてインタビューを実施。当事者ならではの悩みについて、アドバイスもいただきました。 ——「ぼくが発達障害だからできたこと」は、どのようなきっかけで発行されたのですか? 担当編集者さんからお声がけいただいたのがきっ
