以前、アップした記事に関連して思ったことを書く。 この記事で紹介した置屋は「底辺風俗」であり、本稿はそこで働く嬢についての論考だ。日本にも底辺風俗は多い。日本も含めた底辺風俗一般についての話で、どうすべきなのかまで踏み込んでみたい。 iromachideep.hatenablog.com この置屋は普段、鍵が閉まっている。お嬢たちは鍵が閉められた店内から外の世界をいつもぼんやり眺めている。たまに客が立ち止まる。そうして、オーナーが店の鍵を開けてようやく、店内のお嬢と外界はリンクする。 客が来なければお嬢は外の空気すら吸えない。そんなお嬢達はショーケースの中に陳列される商品のように「弱い」何かであるように思った。とはいえ、鎖にでも繋がれて人身の自由が拘束されているという訳でもないし、退職して移動したければどこへでも行くことが出来る。それでも何か違和感を覚えるのだ。 買われることと嬢の個性 意