精神疾患は多岐に渡りますが、統合失調症、うつ病、不安症、不眠症、強迫症など症状からある程度分類されています。 内科の病気はある程度理論が確立した分野であるため、知識を持つのは比較的容易ですが、精神疾患はその点非常に捉えどころが難しいと感じてしまいます。 うつ病は、気分・感情の障害で、気分が落ち込む、悲観的気分になる、気力低下、疲れやすい、などの変化を伴って、社会生活に支障をきたした状態です。 睡眠障害、思考力低下、死にたい気持ちになる、などの症状も出ます。 うつ病の典型例は、こんなかんじになります。 40歳、会社員。職場の異動に伴い管理職となった。 ほかの部署と売上を競うような立場になり、多忙かつ不眠傾向となった。 徐々に食欲も低下し、絶望的な考えが浮かぶようになり、趣味の時間もたのしく感じられないようになった。 うつ病に対する治療薬は、脳内のセロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンといった