BD・HDDレコーダーの苦戦が続いている。昨年3月、販売金額前年比が100.9%を記録して以来、12カ月連続で販売台数、金額とも前年割れが継続。この3月の前年比は販売台数が76.3%、販売金額が77.1%。そろって2割以上の大幅な前年割れを喫している。回復基調にあるテレビとは対照的だ。全国家電量販店やネットショップなどの実売データを集計するBCNランキングで明らかになった。 レコーダーのこうした動きにはいくつかの要因が考えられる。まず、テレビ本体への録画機能の搭載だ。現在、販売台数で99%以上のテレビが録画機能を搭載している。単に放送番組を録画するだけならテレビ単体、あるいは外付けのHDDを買い足すだけで実現できるようになっている。TVerやNHKプラスのような地上波の見逃し配信が普及してきたこともレコーダー販売にはマイナスの要素だ。加えて、YouTubeやNetflixのようなネット動画