なんか陰湿すぎへんか・・・10年前のツイートまで引っ張り出してきてるし・・・ たしかに良くない発言だったと思うけれど、あまりにボコボコにされててちょっと気の毒になってきた。 でも私が知らなかっただけで有名人の方らしい。
9月7日~8日の土日、代々木公園イベント広場でとある催し物がおこなわれた。その名はチャイナフェスティバル2024だ。 これは中華人民共和国成立75周年を銘打ち、中国駐日大使館(およびチャイナフェスティバル2024実行委員会)が主催。イベントの最高顧問には日本側の親中派の大物である福田康夫元総理も名を連ねているものの、実働チームのトップである実行委員長は中国大使の呉江浩が務めている。つまり、中国国家が進める日中交流イベントだ。 ゼロ年代以降、日本ではタイフェスティバルや日韓交流おまつりなど、アジア各国の大使館が主催する大型の交流イベントが人気を博してきた。これらにあやかり、中国大使館が2016年から始めたのがチャイナフェスティバルである。
近年の政治環境で最も奇妙な点の1つは、はっきりとリベラルの伝統に基づいた価値観を奉じながら、そうした価値観を促進するために、明らかに反自由主義的と言いたくなるような戦略をとる人が非常に多いことだ。ソーシャル・メディアからファシストを追放したがっている「反自由主義的な進歩派の若者(YIP:young, illiberal progressives)」が、現代の共和党員のほとんどを「文字通りの意味でのファシスト」と見なしているという話は今やおなじみである。 こうした若い活動家が、自身の表明している価値観と自身のとる政治手法との間にある明白な矛盾に無頓着なことに、関わった人なら誰でも気づくだろう。傷つけられやすい多様なマイノリティを守るという大義を掲げながら、自分たちに同意しない人をキャンセルしたり罰そうとしたりするイジメのような戦術を用いることには驚くほど躊躇がない。戦術的なレベルに絞って考え
Executive Summary ポランニー『ダホメ王国と奴隷貿易』に描かれている17-19世紀ダホメ王国は、市場システムを持たない。国内ではすべての作物を王様が召し上げ、一大宴会でそれを民草に配り、それ以外のわずかな部分を、王が配るタカラガイで、市場で定額で売買させる。そして外国との取引と、そのための産物生産 (奴隷狩りの戦争) は王様が独占し、民には外国製品は贈り物としてわたすだけ。これは、政府がすべて召し上げ、配給し、それで対応仕切れない部分の調整を市場での取引で行い、外貨取引は政府が全部仕切るという、キューバなどの社会主義経済とほぼ同じ。結局、ある生産力=生産技術の水準により、合理性を持つ経済システム=分配方式は決まってしまうということではないのか? 社会主義とか部族社会とか、イデオロギー関係ないのでは? するとこんどこそ資本主義が変わるとかいう主張もかなり怪しいのではないか。
Executive Summary オーウェル『一九八四』をジュリアの視点から語り直した、フェミ版『一九八四』というふれこみで出てきた小説だが、その中身はというと、実はジュリアは体制側のスパイで、下々の男たちはみんな、ジュリアにハニーポットで陥れられただけのバカでした、というもの。『一九八四』はすべて、彼女の仕組んだ猿芝居でしかなかったという原作軽侮の極致。その彼女も裏切られて愛情省で拷問を受けるが、最後にネズミを食いちぎって男との格の差を示し、ビッグ・ブラザーへの憎悪を確信して、反乱軍を(一瞬で)見つけ出して囚われのビッグ・ブラザーと対面し、総攻撃に向かう。『一九八四』の世界やイデオロギー観に何も付け加えないどころか、女子をかっこよく描くためにむしろ退行した、原作に対する冒涜でしかなく三流フェミ二次創作。 Newman ”JULIA": オーウェルの顔を長靴で踏みにじる粗悪なフェミ二次創
人類には古来より二つの政体エージェントが伝わってきた。王と貴族である。これらはそれぞれ行政府と立法府の起源となった。貴族のみで構成される政体は貴族制と呼ばれ共和制ローマや中世イタリアの都市国家がこれにあたる。君主制には貴族が含まれず王が官僚団を使い政体を運営している。歴史的中国やオスマンがその例である。封建制では王と貴族が併存する。 貴族制の欠陥は行政力の弱さにある。ローマの元老院では貴族たちは互選で任期付きの行政エージェントを選出し、任じられた貴族は私財で行政の歳費を賄った。貴族制には自分たちの裁量を奪う王の出現を阻止するインセンティヴがある。しかし行政を執行する官僚団を造営できる政体エージェントは当時としては君主制以外には知られていない。共和制ローマのアマチュア行政は後年領域拡大による行政需要の増大に対応できなくなり君主制の導入に踏み切ったが、貴族の君主フォビアは君主の世襲を禁じたため
映画『ダーティハリー』(71年)は面白い映画なのかどうか。クリント・イーストウッドは魅力的な存在なのか。 それらは個々人の主観だろうが、この映画全篇にはさまざまな仕掛けや観る甲斐のあるものが配され、あるいは自然と発生し、映画の歴史において興味深いポイントにある作品でもあり、イーストウッドも個性的な俳優であると思われる。盲目的な崇拝ではなく、それらの事柄について記し、考えてみたい。 『ダーティハリー』の監督はドン・シーゲル。主演はクリント・イーストウッド。脚本ハリー・ジュリアン・フィンク、リタ・M・フィンク、ディーン・リーズナー、ジョン・ミリアス。 本来はジョン・ウェインの主演作として企画されていたそうで、それはこの同年と2年後のジョン・ウェイン西部劇『100万ドルの血斗』(71年)、『ビッグケーヒル』(73年)の脚本家であるハリーとリタのフィンク夫妻が本作のシナリオを書いているところにも表
Published 2024/08/27 00:00 (JST) Updated 2024/08/27 00:17 (JST) 政治家や軍人の日記などを発掘し、昭和戦前期の政治史研究をリードした歴史学者で東京大名誉教授の伊藤隆(いとう・たかし)さんが19日午後、複数の疾病による合併症のため死去した。91歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。 東京大助教授などを経て教授に。戦後の歴史学会で影響力を持ったマルクス主義から距離を置き、近衛文麿が先頭に立った「新体制運動」の実像など、戦前期の政治を中心に、史料に基づく実証的な研究で知られた。 伊藤博文ら政治家や軍人の日記、書簡などの1次史料を精力的に収集、整理。元官房長官・後藤田正晴さんら要人への長時間の聞き取り(オーラルヒストリー)を現代史研究に取り入れた。
太田出版のWebマガジンにおける北村紗衣氏の連載に対して、須藤にわか氏という映画ブロガーが異議を唱え、それに対して北村紗衣が反論してホッテントリ入りしている。 私は須藤にわか氏のように映画を多く見ているわけではないし、北村紗衣氏のように多数の先行研究に実際にあたったわけではないが、発端となった連載と二人のやり取りをみて、話の主眼がずれていると感じた。同時に、二人とも結局、「ニュー・ハリウッド」という批評の枠組みに問題があることを浮き彫りにしているとも思った。 発端となった元連載の内容まず連載の企画趣旨は以下の通り 映画を見た後に「なんかよかった」「つまらなかった」という感想しか思い浮かばない人のために、フェミニスト批評家・北村紗衣さんが、初めて見る映画の感想を話しながら注目してほしいポイントを紹介する連載 北村紗衣氏の主な論点は以下の通り ①初めて見た『ダーティハリー』はサスペンスとして全
2024/08/27 追記 元の記事タイトルは「北村紗衣というインフルエンサーの人がアメリカン・ニューシネマについてメチャクチャなことを書いていたのでそのウソを暴くためのニューシネマとはなんじゃろな解説記事」でしたがいろんな人に怒られたのでたしかにこの書き方は失礼かもしれないしネガティブな感じで嫌だな…と反省しタイトルを変更しました。 2024/08/28 追記 その後「シェイクスピア研究者の北村紗衣さんがアメリカン・ニューシネマについていい加減なことを書いていたのでそれを指摘しつつニューシネマのいろんな映画を紹介する記事」でしたがまだ怒られそうな気がしたので再度タイトルを変えました。 こんな記事をネットでたまたま読んだ。 ツイッターではわりと人気のある本業がシェイクスピア研究の批評家という人(詳しくは知らない)が実は観たことのない有名映画を観て率直な感想を述べるという企画のようで、今回は
先日アップされた私が『ダーティハリー』を批評したこちらの太田出版のエントリについて、須藤にわかさんという方が反論をしていました。 ohtabookstand.com note.com 簡単に説明すると、須藤にわかさんは私がアメリカンニューシネマ(1960年代末から70年代頃のハリウッド映画の新しい潮流をざっくり指す言葉)について嘘ばかり言っているとおっしゃっておられます。須藤さんがアメリカンニューシネマがお好きなのはわかりますが、これはまったく歴史的な経緯をふまえていない議論です。むしろ須藤さんのエントリのほうが、現在の映画批評で言われていることに比べるとだいぶ違うので、アメリカンニューシネマあるいはNew Hollywood(上記記事で触れているように、これは日本語と英語では微妙にズレた意味で使われることもあると思いますが)について大きな誤解を招く可能性があると思います。私は基本的に、先
福島第1原発諸水利海洋放出でデマをまき散らした政治家、学者、ジャーナリストの皆様を下の方に列挙してあります。責任取ってくれるんでしょうか(笑)
日本が舞台のゲーム「アサシンクリードシャドウズ」が、大炎上していますね。先に結論を言うと、これはアジア人差別的なビデオゲームです。私はこのゲームのファンなので、とても残念な気持ちです。この問題は、シリーズを知らない人にはわかりにくいので、順に説明していきますね。 この問題を理解する鍵は、欧米におけるアジア人男性に対するステレオタイプ、「白人の救世主」という概念、Ubisoftの制作陣が言った「私たちの侍(our samurai)」という言葉です。 なお、ここで「アジア人」と書いてある場合、それは東アジア人のことを言います。 アサシンクリード(Assassin's Creed)とは? アサシンクリードは、歴史の裏で暗躍する暗殺者になって、歴史上の人物から無名のモブキャラまで、人を殺しまくるゲームです。残酷なシーンや大人のロマンスシーンがあるので、年齢制限が設けられています。 これまで、ルネッ
本格的な英国式アフターヌーンティーによく登場する、キュウリのサンドイッチ。 その名も『キューカンバーサンドイッチ』 キューカンバーサンドイッチは、スライスしたきゅうりをパンに挟む、非常にシンプルなサンドイッチです。 日本のサンドイッチで具材がキュウリだけというのは、あまり見かけませんね。 ハムとキュウリ、トマトとレタスとキュウリなど、キュウリはどちらかというと脇役的な存在です。 では、なぜイギリスではキュウリが主役の『キューカンバーサンドイッチ』があるのでしょう。 ここでは『キュウリ』について、イギリスの貴族が愛した『キューカンバーサンドイッチ』について、そして 超簡単!『キューカンバーサンドイッチ』のレシピをご紹介します。 photo:ケントデリのスリーティアーズ photo by:kent_deli キュウリの発祥とその歴史 シッキム地方(Sikkim) キュウリの発祥は、ネパールとブ
2024年8月19日 日本共産党福岡県委員会 日本共産党福岡県委員会は、2024年8月6日に開催した県常任委員会で、元県常任委員の神谷貴行氏が日本共産党員としての資格を自ら喪失したと判断し、除籍を決定しました。 また、党員としての資格を有することを前提とした県委員会勤務員規程にもとづき、8月16日付で神谷氏に解雇を通告しました。 神谷氏には、8月6日付で除籍理由を送付し、9日に設定した協議は、本人の申し出を受けて16日に行いました。神谷氏は協議の場で、「承服できません」と述べましたが、除籍理由への反論はありませんでした。 県委員会が神谷氏に通告した除籍理由は以下の通りです。 神谷貴行 様 県常任委員会の6月26日付の文書に対し、あなたから、7月12日付の文書が提出されました。私たちは、6月26日付の文書の中で、あなたが調査の場に来られないのであれば、提出された文書を審査し、それをもって規約
offensive school のジョゼフ・ジョフルが1911年に参謀総長に就任する。そこで出てきたのがドイツに対する先制攻撃案。劣勢をオフセットするには先攻するしかないとジョフルは考える。予防攻撃案にはひとつの問題があった。ベルギーの中立を侵しその平野部を通過してドイツ領を襲わないと意味がない。しかし、ベルギーの中立を破るとイギリスの来援が不確実になる。 戦略はふたつある。先攻か後攻か。イギリスの来援についていえば、先攻すれば不確実になる。後攻だと来援は確実視される。先攻してかつ来援があれば利得は最大になる。先攻かつ来援無しと後攻かつ来援有りのどちらが利得があるのか、これは明瞭ではない。 オーストリアとの開戦に当たってロシアは総動員のジレンマに直面した。部分動員でいくか総動員するか。万全を期すなら総動員をかけたい。しかし総動員はドイツを刺戟して開戦を招くおそれがある。部分動員にしても、
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