小中学生と専門学校生のきょうだい3人にペット用のスタンガンで虐待を加えたとして、福岡県警小倉南署は29日、傷害と暴行の疑いで、無職の父親(45)=北九州市小倉南区=を逮捕した。父親は「しつけのためにスタンガンを使った」と容疑を認めている。捜査関係者などによると、3人の腕には通電の痕が複数残っており、署は3人の話から、虐待行為は10年ほど前から続いていた疑いがあるとみている。 【写真】通電に使われたスタンガンと操作用のリモコン 逮捕容疑は2月26-28日、同区の自宅で専門学校生の長女と中学生の次女、小学生の長男の腕などにスタンガンで通電する暴行を加え、長男の手の甲に8日間のやけどを負わせた疑い。 署によると、父親は長女と次女に対しては自分で腕にスタンガンを当てさせていた。長男の手には父親が押し当てていたという。署は宿題や部屋の片付けをしない罰として通電していたとみている。一緒に暮らす母親は「