ブーストすべきは自分の外にある「ギア」ではなく、自分の内にある「ビースト」の方だ。 — man@7/28富士登山競走山頂 (@man10000) 2017年8月1日 man10000.hatenablog.com 馬返しの石段を呼吸を整えながら登り、 鳥居をくぐり一礼、厳かなシングルトラックに入る。 この石段で呼吸がすでに整い、 こともあろうか、自然に最初の坂道を小走りで走り始めた。 これは未体験ゾーンの動きだった。 「今日のオレはちょっとヤバイかも」 しみじみニヤニヤしつつも変化に富んだ路面に集中する。 馬返し〜五合目は低山トレイル的なサーフェースが続く。 レース、試走含め、早歩きがほとんどを占めたこの区間。 所々あるフラットなセクションも足裏事情と体力的問題から歩き、 そこでごぼう抜かれるというジリ貧レースパターンがお約束だった。 それがほとんど抜かれることなく、追い抜くことの方が多い