マイクロソフトは6月15日、ブラウザ「Internet Explorer(以下、IE)」の一般向けのサポートを終了した。長らくインターネットへの窓口として利用されてきた同ソフトウェアは、これまでどのような役割を果たしてきたのだろうか。 【写真】Internet Explorer バージョン10 <ブラウザ戦争勃発> IEは初めて画像とテキストの同時表示を実現したブラウザ「NCSA Mosaic」をもとにして開発され、1995年に「Microsoft Plus! for Windows95」の一部として公開された。ただしIEが一般的に広く利用されるようになったのは、「Windows 98」に標準搭載されるようになってからだ。 Windows 98の標準機能となったIEは、Windowsのシェア拡大とともに標準的なブラウザとして利用されるようになった。一方で、IEの普及以前までシェアの高かった