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にゃるらの検索結果1 - 40 件 / 128件

  • ANIMEつくるよ|にゃるら

    アニメ、アニメ、アニメを作るぞ。 ということで、みんなに黙って一年前から執筆を進めていたアニメ脚本全13話分が完成しました。やったね! 会社の会議室で缶詰になり、深夜2時すぎにようやく提出。こんな時間まで残ってくれた数人のプロデューサーたちと「うおおおお」になってそのままのテンションで呟く。まあ完成と言いつつ、細かい部分は限界まで書き直しますけどね。あと最初の1話は大きく書き直したい。はじめに書いた分、ラストに比べてアニメ脚本の要領が掴めておらず納得がいっていない。と、まだやれるだけやりますが、少なくとも毎週の締め切りに苦しんで徹夜を続けて死にそうになる期間は一旦終わったのです。おめでとう! なぜ、このタイミングでツイートすることを許可してもらえたか。これはシンプルに自信があるからです。書いた通り、僕は誇張抜きにこれまでの全てを脚本へぶつけたし、億を越えるお金を出す各社の酔狂なプロデューサ

      ANIMEつくるよ|にゃるら
    • にゃるらが読んで面白いと思ったマンガ15選 2023|にゃるら

      凄まじい。猿渡先生本人が「最高傑作」と評する通り、この一冊に猿渡哲也作品の執念が詰まっている。 原作は、世界十大小説とも呼ばれる『白鯨』。原作は歴史的な背景の説明が多く現代の感覚では読みづらさも伴っているのですが、猿渡先生の大胆な構成と読者の誰もが認める漫画界トップクラスの画力により、原作の迫力ある動きのあるシーン、そして猿渡先生がほぼすべての作品に込めている宗教観や男の生きざまが遺憾なく発揮されている。 あらゆる場所で『タフ』を見かけるようになった昨今、まずは猿渡先生の名作短編たち……タフパラやロックアップなど(個人的にはGOKUSAIが好きですが人を選ぶか)の作品を今までお勧めしてきましたが、『エイハブ』は先生の集大成とも呼べる大傑作ですので、一冊なにか読み応えのある骨太な漫画を読みたい気分の際はぜひ。 ・コーポ・ア・コーポ

        にゃるらが読んで面白いと思ったマンガ15選 2023|にゃるら
      • [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか

        [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 編集部:touge カメラマン:佐々木秀二 2023年12月26日,「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」(以下,16bitAL)と「NEEDY GIRL OVERDOSE」(PC / MAC / Nintendo Switch。以下,ニディガ)によるコラボビジュアルが公開された。 16bitALは,みつみ美里氏・甘露樹氏(アクアプラス)と若木民喜氏(漫画家)によってコミックマーケット91にて頒布された同人誌「16bitセンセーション」(以下,16bit)を原作とするTVアニメだ。16bitは1990年代を舞台に,ひょんなことから成人向け美少女ゲームのイラストレーターとなった上原メイ子の物語

          [インタビュー]TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」ニディガコラボ記念。にゃるら氏に聞く,美少女ゲームはどこへ行くのか
        • 嗅覚検査の結果と退院|にゃるら

          人生が苦痛と解放の連続でしかないなら、ようやく解放の時が来た。1週間、僕の鼻から喉奥を貫通し、そればかりか眼球や耳まで圧迫、まともに喋れない上で高熱まで発生させたチューブを外すこととなりました。 こんな長いものが鼻から喉にかけて1週間突き刺さっていた。そりゃ目も充血するし、中耳炎にもなって38℃以上の熱をつねに与えるわ。普通に生きていてこんな長い管が頭部の中心を圧迫しないんだもの。1週間こいつとともに過ごしたうえでの孤独。耐えた。耐えたなあ……。もはや元の目的すら忘れてしまう程の爽快感で今すぐにでも跳ね回りたい。 その前に、管のさらに奥にあったガーゼの詰め物も外してもらう。このガーゼが傷口を塞いでいたおかげで手術跡が痛まない代わりに気道も締め出していた。ので、鼻からの呼吸は肺に送られても、鼻より上側、つまりは嗅覚のある部分へ空気を運ばなかったのですね。それが今や全てを解除してもらえた。あり

            嗅覚検査の結果と退院|にゃるら
          • 手術後と血|にゃるら

            予定通り、鼻の手術をしました。 結果から述べると、嗅覚が取り戻せたかはまだ判明しません。が、少なくとも一旦鼻と口の間に大きな穴を開ける手術には成功しました。お医者さんがた、本当にありがとうございます。「可能性があるならここしかない」と紹介された通りの名医と病院でした。窓から東京タワーの内部が見えるので、こちらがベッドの上で狂い悶えている最中も展望台ではしゃいでいる楽しそう人たちが目に入ること以外は完璧です。 さて、僕の障害はなぜか生まれつき鼻と口が繋がっておらず、そのため鼻から空気が通りません。普通は鼻と口を繋ぐ通路が存在しています。それを無理やり開通させるわけです。言葉だけでも痛そうですね。術後の今も死ぬほど痛いですよ。死ぬほど痛いぞ。 鼻の中からも器具を入れるものの、細さ的に十分でないため、喉からも器具を挿入します。呼吸器の手術が大変と言われる理由は、おそらく切る箇所の難易度が複雑だか

              手術後と血|にゃるら
            • 鼻の手術直前と必然|にゃるら

              明日、ついに鼻の手術をします。運が良ければ嗅覚が手に入る。とはいえ、生命力によってまた塞がる可能性も高い。先生の認識では「一応やってみよう」である。僕も納得している。 便宜上は『先天性後鼻孔閉鎖症』と名前がつきました。要するに「生まれつき鼻の奥が塞がっていて鼻呼吸ができない、それに伴い嗅覚がない」。漢字で示されるとわかりやすいものの、激レアな病気のため前例もほぼなく、成功する可能性の方が薄いと自覚しています。まあ元から嗅覚が無いのだから、今回の手術で失うモノ自体はなく、ガッカリする以外のリスクもありません。 この話を投稿した際、「ニディガの原作者な上で珍しい病気も持っていることあるんだ」と驚かれることも多い。たしかに客観的には、なんとなく見たことあるゲームの作者が生まれつき嗅覚が無いなんて偶然を感じるでしょう。しかし、主観で言えばむしろ必然なのです。 明日ついに鼻の手術するよ 起きたら即全

                鼻の手術直前と必然|にゃるら
              • 僕がネットと一線引くようになったアレコレとか|にゃるら

                最近の主な変化としては、「いまネットでそういう話題があったんだね」と聞く側になったことでしょうか。ゲーム製作前は四六時中ネットに張り付いていたので、僕が「今こういうことがあって〜」と大人へ話す側であった。 もはやSNSだけでも10年以上見続けてきたので、すべての話題が2周目3周目に突入し、人も増えてネット自体に社会性が必要となってきたことから、自然と離れるようになった。人が増えすぎてどんなことにも揚げ足取りや難癖がつけられる。さすがに辟易するが、ネットはそんなもんなので僕の方から離れていくのが正解でしょう。 決定的な出来事はある。 もう半年も経った上で、書いた本人からも裏で何度か謝られ名前も出していいと言われているので書きますが、僕は一度「こいつは他人の腕時計を盗んだ上で女とキメセクをヤリまくりの最低野郎だ!」という記事を書かれたことがあった。もちろん、そんな暴露記事へ人々が反応しないわけ

                  僕がネットと一線引くようになったアレコレとか|にゃるら
                • 上海サイン会|にゃるら

                  さて、無事にイベント一日目を終えたわけですが、実はサイン会に参加できる人数が急遽半分になりました。公安によって規制がかかったのです。すごいことだぜ。 このインディーイベントはどんどん規模が大きくなり、去年のサイン会はZUNさんだったのですが、あまりの大熱狂っぷりに会場は混乱して列がたいへんなことになった。中国の公安は大規模イベントをだいたい把握しているので、今回の僕の番も目をつけていたわけですね。 で。元より先月から情調不安定だった僕が、無理やり中国に連れてこられたことで大人の人間関係に限界がきてパニックへ陥り上海で逃げ出したのですが、プロデューサーは失踪を向こうのSNSに書き込んでニュースになったのです。まあ数時間以上も同行人が連絡不能になったらそうするだろうし、僕も僕で異国で独りですから精神はさらに乱れに乱れましたが。 どうにかそれ自体はエンタメに見えなくもない形で折り合いをつけたもの

                    上海サイン会|にゃるら
                  • 一口エッセイ:毎日スト6しかしない生活保護の友人|にゃるら

                    高校時代からの友人が、近所で生活保護を受けながら暮らしているので、たまに様子を見に行く。たいてい向こうから僕の家に来てSwitchなどを遊んでいるのですが、ごく稀に僕から彼の生活っぷりを確認しにいくこともあるのです。 彼の部屋はこんな感じ。モニターとアケコン、画面の割れたノートPCしかなく、毎日スト6以外のことは殆どしていない。 一応、反対側には机があるけれど、それだけ。ホワイトボードには、スト6が上達するために気をつけるべき点が記されてある。本当に、寝て起きてヨーグルトとカロリーメイトを食べる、以外の時間はスト6に費やしているので、しばらく会わなかった期間後に遊んだ際は「1.2ヶ月の記憶が飛んでいる」と語っていた。スト6しかしてこなかったので日々の変化に乏しく、僕という他者との会話を通じてようやく時間の変化にきづいたのです。 もちろん、「なにやっていたの?」と訊いても、「キャミィ対策」と

                      一口エッセイ:毎日スト6しかしない生活保護の友人|にゃるら
                    • 一口エッセイ:僕の鼻の病気について一気に書く|にゃるら

                      嗅覚を取り戻すため、東京の大きな病院に通っていましたが今回もダメでした。 「街の耳鼻科→東京のでかい病院の耳鼻科→東京のでかい病院の耳鼻科の強い医者→東京のでかい病院の形成外科」と紹介状に沿って通院していたのですがやはり難しいようで、次は耳鼻科がめちゃくちゃ強い東京のでかい病院の紹介状を頂いたので、今度はそちらへ向かってみます。 さて、何度か小出しで自身の生来の病気や変遷について書いてきましたが、遡ったりするのも面倒でしょうし、誰かに訊かれた際に説明し易いようにまとめてみます。 まず、僕はそもそも嗅覚がない状態で誕生したのですが、それは感覚でなく物理的な問題です。なぜか生まれた時から鼻の奥の骨が異様に狭くほぼ塞がっており、鼻から酸素が奥へと運ばれないのです。つまり、鼻呼吸ができないし骨で遮断されるので匂いも感知しないのですね。運ばれる酸素量が少なく口呼吸を強いられるため、自動的に口内環境と

                        一口エッセイ:僕の鼻の病気について一気に書く|にゃるら
                      • 一口エッセイ:数字と商品|にゃるら

                        人から数字として見られてしまうことが、こんなに悲しくなるとは思わなかった。 ゲームには開発とはべつにパブリッシャー(販売元)なる人々がいて、この人たちは製作物をより多くのユーザーに届けてくれるサポートをしてくれます。言語対応とか、セールタイミングとか、流通や広告とか、作品を作るのでなく良い作品を世に広めていくことが仕事とする、漫画の編集者のような立ち位置と認識しています。 そのパブリッシャー側がニディガに関するデータをまとめて記事の形で公開した。読みたくないのでうろ覚えですが「NEEDY GIRL OVERDOSEはなぜ130万本までヒットしたのか?」みたいな、とにかくそんな感じです。その記事のツイートに4枚のパワーポイントが添付されていまして、それがまた数字がバリバリ書かれた円グラフやらなんやら。「◯◯万本突破!」「◯◯万再生越え!」のようなことがたくさん書いてあり、みごとに「商材」とし

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                        • 一口エッセイ:「逆張り」の研究|にゃるら

                          まだまだ暑さは僕の体調を回復させてくれないようで、今日も一日病床に伏すこととなった。それはともかく、暇は暇なので一冊本を読んでみることに。今回の一冊はこちら『逆張りの研究』です。幼かった自分の傷が抉られてしまいそうで、ワクワクする書名ですね。 「逆張り」は、本来投資用語で相場の環境や市場人気に敢えて逆らって投資することでして、そこから転じて、ネット上で話題のモノに対して斜に構えた態度をとる人間たちが「逆張りオタク」と揶揄されるようになりました。 ネットスラングとしての「逆張り」はSNSと相性が良い。大衆が夢中になっている巨大なモノに反抗する高揚感、同じ意見を持つ仲間で固まっていく一体感、とにかく「何かと戦っている」感覚を得ることができる。特にテキストだけで、そのような行為が可能なTwitterとはもう相性抜群でしょう。現に、この本で挙げられている例はほとんどがTwitter上の出来事だ。過

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                          • [インタビュー]にゃるら氏に「NEEDY GIRL OVERDOSE」100万本突破を記念して聞く,これまでのニディガと,これからの美少女ゲーム

                            [インタビュー]にゃるら氏に「NEEDY GIRL OVERDOSE」100万本突破を記念して聞く,これまでのニディガと,これからの美少女ゲーム 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 厳粛かつ優れた哲学的作品は, 完全に冗談のみからなるものであるかもしれぬ (A serious and good philosophical work could be written consisting entirely of jokes) アメリカの哲学者であるノーマン・マルコムは,交友のあったオーストリア出身の哲学者,ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ウィトゲンシュタインがこのように述べたと,回想録に記している。 2022年1月21日にSteam版がワイソーシリアスから発売された「NEEDY GIRL OVERDOSE」(PC / Mac / Nintendo Switch。以下,ニディガ)は,「顔が良い

                              [インタビュー]にゃるら氏に「NEEDY GIRL OVERDOSE」100万本突破を記念して聞く,これまでのニディガと,これからの美少女ゲーム
                            • 一口エッセイ:イラストレーターのリアルな鬱への要因|にゃるら

                              「ある絵師が人生つらいってツイートしていたけど、その人はフォロワー何十万人もいて月に何十万ももらっていて才能もあって、対して貯金も友達もいないサラリーマンの俺の人生はなんなんだって思う」的なツイートが流れてきました。たいへんだぜ。 先に断っておくと、この内容に関して何か批判や説教、肯定も否定などをするつもりはありません。今回の日記の主旨ではありません。そっちはどうでもいい。インターネットである以上、このような投稿は無限に流れてくるだけなのだから。「今月も見たな〜」くらいの話で、この人にはこの人の、イラストレーターにはイラストレーターの苦しみがある。 が、そのツイートに対して興味深いコメントが付いていまして、「きっとその絵師さんは肩凝りが酷いのでは? 肩が凝るとどんどん鬱になるので」と述べている方がいた。たしかに。そうだ。イラストレーターという職業上、いやでも何時間も画面と向かい合い、集中す

                                一口エッセイ:イラストレーターのリアルな鬱への要因|にゃるら
                              • INTERNET YAMERO|にゃるら

                                超てんちゃんの新曲『INTERNET YAMERO』が投稿されました。Aiobahnが作曲し、僕が言葉を載せ、KOTOKOさんが歌ってくれた曲です。 今回はイラストにこかむもさんのみでなく、原作メンバーであるねんないさん、お久しぶりさんも加えた豪華なMVに。プログラミングを担当したとりいさんにも雰囲気を相談したりと、みんなで製作を完成させた僕らの集大成です。もろもろ取り計らってくれたプロデューサーもね。あと収録当日はIOSYSのまろんさんにディレクションをお願いした。僕一人だと音楽用語わからないから。とても助かりました♪ あと、今回の曲にあたりKOTOKOさんもすごく気合いが入っており、歌い方の提案をたくさん用意してくれました。前回は謎の若者がわけわからん曲と歌詞を用意し、発売していない謎のゲームの主題歌をうたったわけですからね。それでも最高の一曲になったのはプロの技。が、今回はなんとたく

                                  INTERNET YAMERO|にゃるら
                                • にゃるらが読んで面白いと思ったマンガ15選 2022|にゃるら

                                  今年も、このマンガがすごいで5作品選んでいます。よろしくね。それはそれとして、個人でも2022年好きだった作品を並べるよ♪

                                    にゃるらが読んで面白いと思ったマンガ15選 2022|にゃるら
                                  • GAIJINによる虹夏ちゃんへの祈りの最終形|にゃるら

                                    最近、GAIJINによる虹夏ちゃんMADが熱い。なぜか海外勢は、ぼっちちゃんでなく虹夏ちゃんへ妙に二次元キャラクターへの儚さを感じており、日々彼女は祈っている。たとえばこの『"I know she's real"』では、虹夏ちゃんは現実だと言い張る男の矛盾による苦悩が表現されています。このミームいいなと検索したら、虹夏ちゃんを超てんちゃんに入れ替えたMADをすでに韓国人が製作していたので良かった。 そして、虹夏ちゃんを中心とした傑作MAD『Lost Kitten Nijika』も外せない。キュートな名曲に合わせて虹夏ちゃんのかわいいシーンがポラロイド風の画面で展開される。このMADが後の超名作への引き金となります。 これは、『Lost Kitten Nijika』のコメント欄でのGAIJINの長文を読み上げるだけの動画です。このGAIJINの文章がまた味がある。「にじかって誰?視聴障害者に

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                                    • エッセイ:アニメアイコンの劣等感と青春の日々|にゃるら

                                      初めて強い劣等感を覚えたのは、18になってTwitterアカウントを取得してからでした。 思うに、沖縄は「ぬるま湯」として、すごく良い環境であった。全員がバカだから。県内で多少の格差はあれども、内地の人間からすれば五十歩百歩の貧乏生活。誰もが貧しいのだから比較する必要がなく、みんなで緩やかに死へと向かっていく。それはそれで、幸せなことかもしれません。 なので、Twitterアカウントを作成し、初めてインターネットで人格を獲得して同世代のアニメアイコンに囲まれるようになって、ようやくこの世界が競争で成り立っていることに気づいたんですね。同じ「アニメアイコンのオタク」でありながら、その中でも学歴が高い人、実家の太さ、モテるかどうか、いろんなステータス差があって、「俺たちみんな等しくダメオタクだよな!」と建前を見せつつ、それでも時折オタクの平均以上の能力をチラチラ披露する環境。工業高校だったので

                                        エッセイ:アニメアイコンの劣等感と青春の日々|にゃるら
                                      • にゃるらが読んで面白いと思った本15選 2022|にゃるら|note

                                        人気シリーズ「乙女の本棚」第28弾は、文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・夜汽車のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 人でなしの恋、この世の外の恋でございます。 美男子と結婚して約半年。ある日夫の奇妙な行動に気づき、その後を追ってみると……。 名作短編小説に、今をときめくイラストレーターの挿絵を足していく『乙女の本棚』シリーズの新刊。今回は江戸川乱歩×夜汽車先生で、とても自分好みの一冊。大満足! 乙女の本棚シリーズの新刊『人でなしの恋』を読んだ! 夜汽車先生による挿絵と、江戸川乱歩の中でも特に耽美な短編の組み合わせが素晴らしく、なにより乱歩が容姿端麗な女性を「丁度泉鏡花さんの小説に出て来るような、夢の様に美しい方」と表現しているのがいい…… pic.twitter.com/aGeDdBRIEK — にゃるら (@nyalra) Octo

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                                        • 一口エッセイ:深く考えない方がいいですよ|にゃるら

                                          『幽☆遊☆白書』最終巻での、ゆったりとした穏やかな雰囲気がとても好きなのですが、中でも蔵馬が言った「深く考えない方がいいですよ」という台詞は、幼少期から今までずっと頭に残っております。もはや、生育に影響していたレベルといっても過言ではない。 文脈としては、妖怪側は実は洗脳されて悪事を働かされていた者も多く、自分が倒した妖怪の中にも、洗脳されていただけのヤツも居たのかと幽助が考えてしまったところで、蔵馬が「深く考えない方がいいですよ」と、そっと宥める。実際、考えたって仕方ないことであるし、悪を倒してきた幽助自体には何の落ち度もない。他ならぬ蔵馬も「考えない方がいい」と勧めているのですから、やはりそれが正解なのです。こんな複雑な後味の設定を最後の最後で明かし、読者の少年たちに正しさについて考える余韻を残す1コマ。素晴らしい。 「考えるのをやめる」こと自体は、必ずしも消極的な選択肢ではないわけで

                                            一口エッセイ:深く考えない方がいいですよ|にゃるら
                                          • 一口エッセイ:日記で他者の思考を浴びる|にゃるら

                                            僕の日記が3年目へ突入しました。もう700回以上も休むことなくエッセイを投稿しているわけです。日記をまとめた同人誌も無事に5冊目となりました。よかったら、BOOTHなどで手にとってみてね。 それとは関係なく、品田遊さん……Twitter上ではダ・ヴィンチ・恐山さんから『キリンに雷が落ちてどうする 少し考える日々』という新刊の献本を頂きました。ありがとうございます♪ この本は、恐山さんが毎日noteで連載されている日記をまとめた一冊でして、このように毎日日記を投稿している僕も、現在進行形で同世代の他人の日記を読む経験は初めてなので、とても嬉しくなってすぐ読み終えてしまいました。やっぱり、僕は他人の自分語りや感情・思考を覗くことが大好きです。日々、考えたことを文字に起こすだけで人間はこんなに面白いのだ。素晴らしい。 みなさんも思ったこと・感じたことはどんどん出力していくべきだ。イラストでもエッ

                                              一口エッセイ:日記で他者の思考を浴びる|にゃるら
                                            • 一口エッセイ:おもしろフラッシュ倉庫の敗北|にゃるら

                                              友人の若者が「昔は、おもしろフラッシュというものがあったそうですね」と知識として知っていても実際に見たことはない反応をしていたので、当時の文化を見てもらうと彼の前で再生してみたわけです。 ガビガビな音質の中で流れるギャバソや八頭身たち。「今見ても勢いで笑っちゃうなぁ」と呟きながら彼の様子を確認すると、もうありえないくらい無表情。笑う/白けるの土俵ですらなく、完全に「困惑」を表す無表情。「え? なに? 昔の人はムスカやムキムキのドラえもんが出ただけで爆笑する……? なぜ? 知能の低下……?」みたいな。完全なる未知の文化を目の当たりにし、そのうえで僕が「今見ても面白い」と評価してしまったことで、言葉が通じるだけで常識が狂っている平行世界に飛ばされたかのような顔でこちらを凝視している。めっちゃ怖い。 違うんだよ。僕らだってムキムキのドラえもんやドラミ、殺人ピエロと化したドナルドとかは、いくらユー

                                                一口エッセイ:おもしろフラッシュ倉庫の敗北|にゃるら
                                              • にゃるら on Twitter: "【ゲーム発売前】 ゲームが出て人気になったら、楽しいことがいっぱい待っているのかな♪ 【ゲーム発売後】 大人ZOOM大人大人批判打ち合わせ打ち合わせ通話ZOOMオフィス会議税金打ち合わせ税金社交辞令打ち合わせZOOM社会性大人の… https://t.co/9vTXJ1i47i"

                                                【ゲーム発売前】 ゲームが出て人気になったら、楽しいことがいっぱい待っているのかな♪ 【ゲーム発売後】 大人ZOOM大人大人批判打ち合わせ打ち合わせ通話ZOOMオフィス会議税金打ち合わせ税金社交辞令打ち合わせZOOM社会性大人の… https://t.co/9vTXJ1i47i

                                                  にゃるら on Twitter: "【ゲーム発売前】 ゲームが出て人気になったら、楽しいことがいっぱい待っているのかな♪ 【ゲーム発売後】 大人ZOOM大人大人批判打ち合わせ打ち合わせ通話ZOOMオフィス会議税金打ち合わせ税金社交辞令打ち合わせZOOM社会性大人の… https://t.co/9vTXJ1i47i"
                                                • 一口エッセイ:ニコニコ動画と変なヤツらの受け皿|にゃるら

                                                  『レッツゴー!陰陽師』が15周年であるらしいです。あらゆる困難が科学で解決する平成の時代が終わり、陰謀論と混乱が渦巻く令和の世が訪れたことを矢部野彦麿はどう感じているのでしょう。 この動画はご存知の通り、ニコニコ動画の超古株です。歴史ですね。当時クソガキだった僕も携帯動画変換君でPSPに入れて視聴していましたよ。それが最も未来的なことだと思っていたから。 そんな自分が、時を経て大人になり、運営会社のドワンゴと仕事をした時は不思議な気分でした。2017年かな。僕がねこますさんのことを書いた記事が広まったことで、登場したばかりのVtuber文化について教えてくれとドワンゴのお偉いさんが夜中にやってきたんです。そのまま隣にいただけの友人の岡島と一緒にタクシーで運ばれた。それからしばらく、僕は企画などを、岡島は動画編集を担当した。社内はとても自由で、起きた時間に来て適当な時に帰る社員も多かったし、

                                                    一口エッセイ:ニコニコ動画と変なヤツらの受け皿|にゃるら
                                                  • NEEDY GIRL OVERDOSEのいろんな話(ネタバレ無し)|にゃるら

                                                    1月に発売ししたニディガが、めでたい事にたくさんの方から愛される作品となりました。2週間で20万本、嬉しいね! 諸々の数字が大きくなるに連れ、やることも増えてきまして、発売前より忙しくなるという嬉しい悲鳴を上げている状況です。仕事があるのは良いことですね。これからも、超てんちゃんとあめちゃんのために頑張ろうと思います。いや、もう「超てんさん」だな……。 というわけで、ネタバレ無しで、製作にまつわるお話とか、ちょっとした裏話を書いていったりします。オタクは長文で作品の話をするのが大好き! ↑100万本達成時のインタビュー。こちらもネタバレ無しでいろいろ書いてあるので読んでみてね。 ・企画とか 今作は、何を隠そう僕が企画したゲームです。 「企画」って具体的になに? って方も少なくないでしょう。僕も、なんかアニメのOPとかでクレジットされてる役職くらいのイメージでした。 ざっくり言うと「始まりの

                                                      NEEDY GIRL OVERDOSEのいろんな話(ネタバレ無し)|にゃるら
                                                    • エッセイ:幼少期に龍騎を観た衝撃|にゃるら

                                                      オタクになったきっかけという無粋すぎる質問に対して、小学校低学年の頃に、火炎に包まれた龍騎とナイトがサバイブしながら「一つでも命を奪ったら、お前はもう後戻りできなくなる!」「俺はそれを望んでいる」とやり取りした瞬間と答えている — にゃるら (@nyalra) May 2, 2019 僕が小学校低学年の頃に「仮面ライダー龍騎」は放送されました。この作品は幼い僕にとって強く記憶に残る作品……どころか、龍騎を観てからが記憶の始まりである気すらするほどに衝撃でした。 児童向け作品などを卒業し、家庭用ゲームやカードゲームに夢中になり始め、アンパンマンに対して「勧善懲悪なんてくだらない」と厨二病の初期症状のような思考になったのを覚えています。そんな時に、子どもたちの間で「今回の仮面ライダーはマジでヤバいらしい」と噂が広まります。 「って言っても仮面ライダーって子供向けだろ?」「違うんだって話も大人向

                                                        エッセイ:幼少期に龍騎を観た衝撃|にゃるら
                                                      • にゃるら氏に聞く,「NEEDY GIRL OVERDOSE」に込めたディープな想い。幸せな結末は存在しなくても,あなたの思う幸せはあるかもしれない

                                                        にゃるら氏に聞く,「NEEDY GIRL OVERDOSE」に込めたディープな想い。幸せな結末は存在しなくても,あなたの思う幸せはあるかもしれない 編集部:早苗月 ハンバーグ食べ男 カメラマン:増田雄介 ワイソーシリアスは本日(2022年1月21日)18:00,同社のゲームレーベル・WSS playgroundから「NEEDY GIRL OVERDOSE」をSteamで発売した。価格は1680円(税込)。 本作は,ちょっぴり心の弱い女の子・あめちゃんと同棲しているピ(“彼ピ”や“プロデューサー”などの概念を包括する語。必ずしも男性ではない)となり,あめちゃんを人気配信者とすべく育成していくシミュレーションゲーム。あめちゃんは一見すると控えめな性格に思えるものの,ワガママかつ意地が悪いうえ感情の起伏が激しい女の子で,配信時は衣装やウィッグにより“超絶最かわてんしちゃん”へと変身する。 あめち

                                                          にゃるら氏に聞く,「NEEDY GIRL OVERDOSE」に込めたディープな想い。幸せな結末は存在しなくても,あなたの思う幸せはあるかもしれない
                                                        • 一口エッセイ:うる星やつらと押井守|にゃるら

                                                          ✬TVアニメ『#うる星やつら』✬ 諸星あたる(CV #神谷浩史)とラム(CV #上坂すみれ)が、再び動き出す! TVアニメ化解禁ティザーPV公開! https://t.co/LJfGo1pkLY#ノイタミナ #ダーリン pic.twitter.com/UXUAIMsDUY — 「うる星やつら」TVアニメ公式 (@uy_allstars) January 1, 2022 「うる星やつら」の新作アニメが発表されました。原作の人気エピソードを元にしているとのことで、恐らく原作寄りの作風になるのでしょう。 うる星やつらは原作とアニメ版で印象が全然違う。原作は当然高橋留美子の作品なのですが、アニメ版は留美子先生よりも「押井守作品」としてのノリの方が強く感じる。急に登場人物が立ち食いそばについて熱くなったり、軍事ネタを語ったり、サブカル的なパロディネタがたくさん挿入されたりする。全体的にオタクっぽいの

                                                            一口エッセイ:うる星やつらと押井守|にゃるら
                                                          • にゃるらが読んで面白いと思った本15選 2021|にゃるら

                                                            今年ものんびり本を読んできたので、面白かった本を15冊選びました。去年は10冊でしたが、厳選しきれなかったので5冊多めにしちゃった。別に今年発売した本だけではないです。そこは適当です。面白ければ何でもいいよね。 ↑去年はこっち。 にゃるらが選ぶ! 一度は読んでほしいエッセイ厳選10冊|にゃるら|note 僕は毎日Twitterに日記を、まぁ日記と言いつつほぼエッセイ的なモノを投稿しているわけでして、当然他人のエッセイという note.com ↑エッセイに限った記事。 夜長姫と耳男 夜長姫と耳男 (立東舎 乙女の本棚) amzn

                                                              にゃるらが読んで面白いと思った本15選 2021|にゃるら
                                                            • TikTok書評騒ぎから「いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNS」について検証する(にゃるら)

                                                              12月12日、SNSで「いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNS」と題した日記が、話題を集めた。アップしたのは、オタクライターの「にゃるら」さんだ。 「Z世代」と巷で呼ぶ、ネットネイティブの若者世代にも関わり、Twitterなど大人世代のユーザーが多いツールも使うにゃるらさんが、なぜこの日記を書き、ツイートしたのか、その思いを寄稿してもらった。 「若者から見たらTwitterは、いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNSに見える」という言説を目にして以来、このことについてずっと考え続けております。なぜなら、僕はTwitterを始めた10年前は10代として若者の立場であり、今ではすっかり30代手前という大人となってしまったから。 先日、60歳の書評家の方が、TikTokで本を紹介することで人気の若者に対して、「TikTokのような場所で杜撰に本を紹介して意味あるのか。この人、書評書けるの?」な

                                                                TikTok書評騒ぎから「いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNS」について検証する(にゃるら)
                                                              • どんどん吹き出しからはみ出していく遊戯王のセリフの変遷|にゃるら

                                                                ※一昔前に書いたコラムを加筆修正したものです。 遊戯王といえば「明らかにはみ出ているウニ型のフキダシのセリフ」です。ピンとこない方用に、バトル・シティ編でも印象的な飛び出しコマをチョイスしました。 基本的なはみ出かたの様子です。これくらいのハミ出しはデフォ。 こちらは城之内のフキダシが収める気皆無の大きさでじわじわきます。 これに至ってはもうどこから突っ込んでいいのかわかりません。 初期の頃はちゃんとウニ型のフキダシにもセリフが収まっているのですが、 シャーディー戦あたりから感嘆符が飛び出るなど怪しくなり始め、 王国編になると数文字ハミ出るのはデフォとなり、 バトル・シティ編以後はもうフキダシに収まっている方がレアなので、当然ラストの感動的なシーンもハミでまくっています。 2016年版の読み切りですと、前編ではちゃんとウニ型フキダシに収まっていたので安心したのですが、 後編では最後の最後で

                                                                  どんどん吹き出しからはみ出していく遊戯王のセリフの変遷|にゃるら
                                                                • 一口エッセイ: いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNS|にゃるら

                                                                  「若者から見たらTwitterは、いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNSに見える」という話について、ずっと考えております。 先日、60歳の書評家の方が、TikTokで本を紹介することで人気の若者に対して、「TikTokのような場所で杜撰に本を紹介して意味あるのか。この人、書評書けるの?」など、攻撃的な発言をしたことが話題になりました。僕は、これを「大人が喧嘩ばかりしている謎のSNS」である事実の縮図だなと感じたのですね。 TikTokの若者たちが楽しく交流しているところに、Twitterで大人が「書評が書けるか?」と水を差す。どちらが正しいかはともかく、これではTwitterを「大人が喧嘩する場所」と認識しても不思議ではないでしょう。 自分がDiscordでコミュニティを運営した際に、気になった点もそこでした。みんな好きなコンテンツを語ってワイワイしているものの、彼ら彼女らのTwitte

                                                                    一口エッセイ: いつも大人が喧嘩ばかりしている謎のSNS|にゃるら
                                                                  • 甘瓜みるきの「かわいい」と偶像と世界と信仰について|にゃるら

                                                                    ・甘瓜みるき 現在放送中の女児向けアニメ「ワッチャプリマジ!」に登場する、甘瓜みるきちゃんが大好きです。 先ずは、甘瓜みるきについての話をしますね。 甘瓜みるきちゃんが、初めてその個性の強すぎる性格でオタクたちを仰天させたのは2話終盤。自分の代わりにライブを披露してくれたまつりちゃん(主人公)に対し、「コーデカードくれお!」「私が上がる予定のステージで出たカードだお? 私がもらうのが筋ってもんだお?」と、とんでもない理屈であますことなく強欲さを見せつけてくる。しかも、やる夫のような口調で……。 プリマジとかいう、「〜だお」口調の女の子が出てきて一昔前のネットかよと笑っていたら、次は「拙者は〜でござる」で喋るオタク女を登場させ更にネット民の心を揺さぶってくる、謎の令和最新女児アニメ — にゃるら 文フリ ツ04 (@nyalra) November 7, 2021 さらに、プリマジには「~で

                                                                      甘瓜みるきの「かわいい」と偶像と世界と信仰について|にゃるら
                                                                    • 「存在しない泣きゲー」で泣く|にゃるら

                                                                      ・マンデラ効果 泣きゲーの話をしますね。その前に、突然わけのわからない話をしますが、後で話題が繋がるので、信じて読み進めていただけると幸いです。 「マンデラ効果」という現象があります。 マンデラ効果(マンデラこうか 英: Mandela Effect)とは、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラング、およびその原因を超常現象や陰謀論として解釈する都市伝説の総称である。 つまりは、実際の事実は違うのに、なんとなくで大人数が「アレはこうだったよね」と思い込んでいる状態。 わかりやすい例で言えば、まずピカチュウの姿を想像してみて下さい。そのピカチュウの尻尾の先は黒くなっていませんか? ピカチュウを特別好きでない限り、曖昧に認識してしまいますよね。答えは「黒くない」です。 こうして「ピカチュウの尻尾の先は黒くない」と言われると、「いや黒かったんじゃない?」と「誤

                                                                        「存在しない泣きゲー」で泣く|にゃるら
                                                                      • 鬼太郎6期がとても素晴らしかったので、良かった点を話していく|にゃるら

                                                                        先日、鬼太郎6期が最終回を迎えました。5期鬼太郎が打ち切りエンドだっただけに、今回は綺麗にまとまったラストで大満足です。 鬼太郎6期、現代を舞台で鬼太郎を描く際、安易に「SNSの普及で冷たくなった人間社会を妖怪が説教していく」構成になりそうなところを、「妖怪だってSNSやYoutubeを使いこなす」方面で現代に適応して臨んだのとても良くて、それを象徴するようにラストをLINEのトーク画面で締めたのも満点でした — にゃるら (@nyalra) March 30, 2020 鬼太郎6期といえば、やはり時代に合わせてSNSやYouTube、セクハラ問題、外国人労働者問題など、現代ならではのテーマを多めに取り入れたことでしょうか。 水木先生の作品自体が、当時から見ても一世代前なレトロな世界観であるので、歴代鬼太郎も放送された時代から多少古めな時代性になる印象がありました。そこが鬼太郎、ひいては水

                                                                          鬼太郎6期がとても素晴らしかったので、良かった点を話していく|にゃるら
                                                                        • エッセイ:ネットで苛ついたら一度ネットから離れてゆっくりしてみると良い|にゃるら

                                                                          精神科の先生に悩みを相談しているうちに、自分の悩みのタネの殆どがインターネットであることに気づいて以来、意識してネットを見る時間を減らしております。 そもそも、ネットのニュースやタイムラインの喧騒など、基本的には自分とまったく関係がない。それなのに、怒りたくなったり、言及したりしたくなるのは、家にこもりっぱなしでネットを見る時間が増えた分、依存度が増したからなんだと思う。手軽に正義側に立ったり、冷笑できたりするから、その場はすっきりするでしょうし。 関係ないことは、関係ないのだ。ニュースやタイムラインに苛ついてしまった時、一度ネットから離れてみるといいかもしれません。なにもネットをやめて現実を生きろ、仕事をしろと言いたいわけでなく、アニメや本でも嗜んで、いっぱい寝てからインターネットを見ると、ちょっと距離を離した分、冷静に見られるはずです。本当の意味でネットに強かったり、精神が強いと言われ

                                                                            エッセイ:ネットで苛ついたら一度ネットから離れてゆっくりしてみると良い|にゃるら
                                                                          • にゃるら氏とそのぶっ飛んだフォロワーまとめ「ヒプマイの二次創作に影響されお金に困ってないのにJKリフレで働いてる女性」「遊びに来たばかりのシェアハウスで無言に耐えきれず自傷行為に走る女性」など - Togetter

                                                                            にゃるら @nyalra 昨晩は元キャバ嬢と話す機会があり、向こうが緊張して無言になったのでキャバでも無口なんですか? と訊いたところ「普段がこれで、お金もらった時は別人格が出てくるんです」と返されたので、じゃあ100円あげますと渡した瞬間にシャキッと喋りだし、こち亀のキャラにこんなのいそうだなと思いました 2018-12-04 12:41:06

                                                                              にゃるら氏とそのぶっ飛んだフォロワーまとめ「ヒプマイの二次創作に影響されお金に困ってないのにJKリフレで働いてる女性」「遊びに来たばかりのシェアハウスで無言に耐えきれず自傷行為に走る女性」など - Togetter
                                                                            • にゃるらが選ぶ! 一度は読んでほしいエッセイ厳選10冊|にゃるら

                                                                              「NHKにようこそ!」の滝本竜彦が贈る、前人未踏の妄想小説! ひきこもり新人作家は気づいた。辛い現実を前に立ちすくみ、ダメ人間ロードを突き進む自分を変えるには「超人」になるしかないのだと――女神のごとく降臨した脳内彼女レイちゃんと共に、進め超人への道!! やはり、少しでも文章を書いたことのあるオタクの憧憬の頂点は、この一冊の表紙に集約されるのではないでしょうか? ダメオタクの汚れた部屋にそっと現れる美少女=綾波レイですからね。この表紙は本当にカッコいい。オタクの夢そのものなんですよ。 内容も滝本さんらしさ全開で面白い。新人作家となった滝本さんが、いかに虚無感とルサンチマンを乗り越えながら生きていくかが描かれる。まだオタクが世間から疎まれていた時期の、オタクの葛藤が伝わります。

                                                                                にゃるらが選ぶ! 一度は読んでほしいエッセイ厳選10冊|にゃるら
                                                                              • エッセイ:人生|にゃるら

                                                                                過眠をすると人生の時間を無駄にした勿体なさで苦しくなる。というか、単純に行動している時間が人より著しく少ないので、人生をかなり損しているのではといった気になってきて、とにかく悲しくなるのです。 じゃあ早く起きればいいじゃないかと、誰もが思うでしょう。実際そうなのですが、僕はびっくりするくらい自分自身に甘いので、一日に十時間以上の睡眠を簡単に許してしまう。例え6時間で起きたとしても、どうせ日中に眠くなって横になるので、睡眠時間がズレる以外に何の意味もなかった。 最近は緊急事態宣言とやらで、早めに店が閉まってしまうから、起きたらどこも開いていなくて、用事がなにも済ませられなかったりする。こうなると自分が社会から拒絶されている気がして、深夜徘徊が趣味のバカタレは街の恩恵を受けるなと言われているようで、これまた悲しい。とはいえ、人よりたくさん眠って気持ちよくなっているのだから、なにもかも自分が悪い

                                                                                  エッセイ:人生|にゃるら
                                                                                • 【ネタバレ感想】シン・エヴァンゲリオン……100点!!!|にゃるら|note

                                                                                  厳しく正直に、贔屓目や掛け値なしに、アニメに点数をつけようかな。「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」……………………………………………………………………………………………………………………………………………………100点!!!!!! — にゃるら (@nyalra) March 8, 2021 簡潔に感想を述べるなら、とにかく良かったです。本当に良かった。ありがとう……。 ここからはネタバレ全開で書いていくので、未視聴の方は読まないようにお願い致します。 ・優しい映画 「シン・エヴァンゲリオン」の第一印象ですが、とても優しい作品だなと思いました。Qでの優しさ担当はラストのアスカとカヲルくんくらいで、他のキャラクターたちは終始説明不足かシンジにつらくあたるかでしたので、その心苦しさからくる暖かさへのフラストレーションが、今作で一気に解放され、それがとても心地良い。 バッドトリップみたいな最悪

                                                                                    【ネタバレ感想】シン・エヴァンゲリオン……100点!!!|にゃるら|note