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アニメ批評の検索結果1 - 21 件 / 21件

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アニメ批評に関するエントリは21件あります。 アニメ批評映画 などが関連タグです。 人気エントリには 『アニメはひとを救わない:京都アニメーションに献花する - てらまっとのアニメ批評ブログ』などがあります。
  • アニメはひとを救わない:京都アニメーションに献花する - てらまっとのアニメ批評ブログ

    8月24日、放火事件のあった京都アニメーション第一スタジオに献花してきた。26日以降は献花台が撤去されるため、花を手向けることもかなわなくなる。 あの日、ぼくはパートナーの展示の搬入と設営のために脚立にまたがり、白い展示室のなかで悪戦苦闘していた。一息つきながら何気なくTwitterを開くと、京都アニメーションが燃えているという画像つきの投稿が目に入ってきた。そのときはまだボヤか何かだと思っていた。けれども、どうやら放火らしいという情報とともに、現場の凄惨な様子が明らかになっていくにつれ、あまりの事態に言葉を失った。 死傷者数はTwitterを開くたびにどんどん増えていった。作業が手につかず、更新されるニュース速報を何度も読み返した。照明機材を持つ手が震えた。自分がいったい何をしているのかわからなくなって、その場にへたりこんでしまいそうだった。 献花台には、自分と同じように花を携えた人びと

      アニメはひとを救わない:京都アニメーションに献花する - てらまっとのアニメ批評ブログ
    • 良質のエンターテインメントか、体制のプロパガンダか ──『羅小黒戦記』についての考察 - てらまっとのアニメ批評ブログ

      先日、日本語吹き替え版が公開されて話題になっている映画『羅小黒戦記』(ロシャオヘイセンキ)を観てきた。もともとは2019年に中国で制作されたアニメ映画で、先に公開された日本語字幕版もSNSなどで評判になっていたから、個人的にとても楽しみにしていた。 結論から言うと、私はこの中国産アニメ映画をたいへん楽しむことができた。ディズニーや日本アニメに負けずとも劣らない高度に洗練されたアニメーションが、日本とは微妙に異なった中国の文化背景や生活描写と違和感なくミックスされていて、ふだん日本の深夜アニメばかり観ている私にはとても新鮮に感じられた。とくにさまざまな「目」の表現によるキャラクターの豊かな表情と、ダイナミックな戦闘シーンの描き方には、日本アニメの色濃い影響がうかがえつつも、それをほぼ完全に消化して独自に進化させつつある中国アニメの勢いが現れているように思えた。 しかしながら、この作品を楽しめ

        良質のエンターテインメントか、体制のプロパガンダか ──『羅小黒戦記』についての考察 - てらまっとのアニメ批評ブログ
      • 敗北を抱きしめて:ゼロ年代批評と「青春ヘラ」「負けヒロイン」についての覚え書き - てらまっとのアニメ批評ブログ

        ここ最近、ゼロ年代批評に造詣の深い紅茶泡海苔さん(@fishersonic)の企画で、かつて敗れていったツンデレ系サブヒロインさん(@wak)、大阪大学感傷マゾ研究会さん(@kansyomazo)、早稲田大学負けヒロイン研究会さん(@LoseHeroine_WSD)らとオンラインでお話しする機会があり、「感傷マゾ」や「青春ヘラ」「負けヒロイン」といった概念についていろいろ教えてもらった。当日の録音アーカイブはYouTubeで公開しているので、興味のある方は聴いてみてほしい。 www.youtube.com www.youtube.com 動画のタイトルにもあるように、これらの長い長い会話は「2020年代の批評ライン」の一環として企画されている。それが具体的にどのようなラインなのかは、動画のなかで断片的に語られている(ような気がする)ものの、全貌は私にもよくわからない。たぶん提唱者の紅茶泡海

          敗北を抱きしめて:ゼロ年代批評と「青春ヘラ」「負けヒロイン」についての覚え書き - てらまっとのアニメ批評ブログ
        • 政治的属人的なアニメ批評に対して性質的なアニメ批評を目指す - 玖足手帖-アニメブログ-

          読んだ。 teramat.hatenablog.com 僕のアニメ解説文と違うという点は以下の点。 2. 仮想敵を設定しよう 何を批評するのか決めたら、次に「仮想敵」を設定します。なんじゃそりゃと思われるかもしれませんが、これは非常に重要なポイントです。この段階で批評(っぽい文章)のクオリティの大半が決まると言っても過言ではありません。 仮想敵というのは、要するに「自分とは異なる見解」のことです。有名な批評家や評論家の発言はもちろん、ネットで広まっている通説や、誰かのブログ記事、Twitterで見かけた投稿でもかまいません。あなたが批評しようとする対象について、すでにどういうことが語られているのかを確認し、「一般的にはこう言われている」「◯◯はこう言っている」といったかたちで参照します。論文でいうところの「先行研究」ですね。たとえば『らき☆すた』や『けいおん!』といった日常系アニメ全盛の時

            政治的属人的なアニメ批評に対して性質的なアニメ批評を目指す - 玖足手帖-アニメブログ-
          • 誰でも書ける! アニメ批評っぽい文章の書き方 - てらまっとのアニメ批評ブログ

            いまの時代、「批評」という言葉に良い印象を持っている人は少ないかもしれません。とくにネットの一部では「何も作れないくせに文句ばかりつけやがって……」と親の敵のように憎まれています。実際、批評には間違いなくそういう側面があるので、嫌われるのもいたしかたないのですが、いざ自分で書いてみると意外と楽しいものです。もしかしたら批評嫌いの人のなかにも、「べ、別に批評なんて興味ないんだからねっ!(私もちょっと書いてみたいけど、どうやって書けばいいかわからないし……)」みたいなツンデレ美少女がいるかもしれません。 そこで本記事では、かれこれ10年くらいブログや同人誌で細々とアニメ批評らしきものを書き続けている批評愛好家のひとりとして、なんとなく批評っぽく見える文章の書き方を紹介したいと思います。ただし、ぼく自身は職業批評家でもなんでもないので、「批評とは何か」「論文や感想文とどこが違うのか」といった本質

              誰でも書ける! アニメ批評っぽい文章の書き方 - てらまっとのアニメ批評ブログ
            • フェミニズム以後のオタク - てらまっとのアニメ批評ブログ

              タイトルにつけた「フェミニズム以後」というのは、フェミニズムが終わったあとという意味ではない。そうではなくて、これはフェミニストによる批判を踏まえてなお、ひとがオタクであるとはどういうことか、どのようにあるべきか、という問いだ。 オタクであることはしばしば、フェミニズムと敵対することだとみなされている。インターネット上には、オタクからフェミニストへの、そしてフェミニストからオタクへの罵詈雑言が無数に散らばっている。それらは多くの場合、まともな対話や議論のていすらなしておらず、たがいへの敵意と悪意だけがむきだしになっているように見える。 じっさい、ツイッターやフェイスブックをはじめとするSNSが普及して以降、オタクとフェミニストは幾度となく衝突してきた。たとえば、人工知能学会の学会誌の表紙が女性蔑視であると批判され、炎上したのが2013年。2015年には三重県志摩市のご当地キャラクター「碧志

                フェミニズム以後のオタク - てらまっとのアニメ批評ブログ
              • 映画の死体に魂を吹き込む:『映画大好きポンポさん』とネクロ゠シネフィリア - てらまっとのアニメ批評ブログ

                2021年6月は、コロナ禍にともなう緊急事態宣言で公開延期されていた話題のアニメ映画が続々と封切られ、アニメファンにとってはちょっとした「まつり」になった。『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『シドニアの騎士 あいつむぐほし』『映画大好きポンポさん』──いずれもたいへん見応えのある作品で、それぞれについて何か書きたい気持ちはあるものの、残念ながらわたしにはそのための時間と能力がない。いちおう、これらすべてに言及したバ美肉配信があるので、興味のある人はそちらを見てほしい。 てらまっとの怒られ☆アニメ批評 第3回:ポンポさん、ハサウェイ、シドニア、レヴュースタァライト - てらまっと (@teramat) - TwitCasting そういうわけで、ここではわたしがいちばん楽しめた、というか唸らされた作品について書こうと思う。それが『映画大好きポン

                  映画の死体に魂を吹き込む:『映画大好きポンポさん』とネクロ゠シネフィリア - てらまっとのアニメ批評ブログ
                • もうひとつの「おにまい」:『お兄ちゃんはおしまい!』について(1) - てらまっとのアニメ批評ブログ

                  ひとりのお兄ちゃんの話から始めたい。 2019年6月1日、東京都練馬区で一件の殺人事件が起こる。農林水産省の元事務次官・熊澤英昭(当時76)が、長男の英一郎(44)を自宅で殺害したのだ。英昭は息子の首と胸を包丁で何度も刺し、やがて動かなくなったことを確認すると、みずから警察に通報した。父親は「引きこもりがち」の息子から家庭内暴力を受けており、逮捕当時、彼の身体には殴られたとみられるアザがいくつもあったという。 英昭は警察の取り調べに対し、息子の殺害にいたった直接的な動機として、その直前に起こった別の殺傷事件を引き合いに出している。孫引きのかたちになるが、磯部涼によるルポルタージュ『令和元年のテロリズム』(2021)から引用しよう。 〔…〕犯行当日は熊澤邸に隣接する練馬区立早宮小学校で朝から運動会が行われていた。英一郎はその音に対して、「うるせえな、ぶっ殺すぞ」などと発言したという。英昭は「

                    もうひとつの「おにまい」:『お兄ちゃんはおしまい!』について(1) - てらまっとのアニメ批評ブログ
                  • 「商業媒体で“アニメ批評”は難しい?」 メディア各社にアンケートしてみた

                    商業媒体でアニメの記事を作る上で、画像や映像を引用の範囲を超えて使用するのであれば、版権元への許諾申請が避けて通れません。その中で、素材を提供する版権元への「忖度」が発生し、自由な評論の妨げとなることはないのでしょうか? ねとらぼ編集部では「商業媒体で“アニメ批評”はなぜ難しいのか?(本当に難しいのか?)」をテーマに、当事者であるメディア各社にアンケートを実施。14媒体の内、5媒体(「ねとらぼエンタ」を含む)から有効な回答がありました。 回答があったのは「IGN JAPAN」「朝日新聞」「アニメイトタイムズ」「KAI-YOU.net」「ねとらぼエンタ」の5媒体。「『アニメ批評』の記事が作りにくいという実感はありますか?」という質問に対して、「ある」と答えた媒体はありませんでした。各媒体の回答全文は次ページで。 アンケートの回答全文を読む このテーマはしばしば議論の対象になってきました。例え

                      「商業媒体で“アニメ批評”は難しい?」 メディア各社にアンケートしてみた
                    • 2021年現在のアニメ批評のキーワードとは? “世界観構築”エンタメから考える【IMART 2021レポート】 | アニメ!アニメ!

                        2021年現在のアニメ批評のキーワードとは? “世界観構築”エンタメから考える【IMART 2021レポート】 | アニメ!アニメ!
                      • 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』で成仏できない人のために - てらまっとのアニメ批評ブログ

                        これは2012年に放送されたアニメ『キルミーベイベー』のファンが、放送終了後にネット掲示板に書き込んだとされる有名なアスキーアート(AA)だ。たんなる自虐的な冗談のようにも見えるが、実のところフィクションというものの本質を突いたきわめて鋭い警句ではないかと思う。アニメは終わる。そして私たちはそのたびごとに、自分の人生と向き合わなければならない。 先日封切りされた『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(以下『シン・エヴァ』)は、まさにこのAAどおりの結末を迎えた。人類補完計画を発動した父・ゲンドウとの対話の末、彼を含めレイやアスカ、カヲルなどをそれぞれの居場所へと送り出したシンジは、エヴァンゲリオンの存在しない世界を創り出し、マリとともにこの“現実”へと駆け出していく。アニメではなく実写で撮られたラストシーンには、いまや彼らと同じ世界を生きる私たちへのエールが込められているようにも見える。今

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                        • 『天気の子』の見取り図 - てらまっとのアニメ批評ブログ

                          新海誠監督の最新作『天気の子』を見てきた。鑑賞者それぞれの感想に資するために、過去の「批評」や「評論」から使えそうな部分をピックアップし、かんたんにまとめておく。 すでに多くのひとが感想を述べているように、『天気の子』は、2000年代前半に一部のオタク界隈で流行した、いわゆる「セカイ系」の図式をなぞるような作品だった。 ここでいう「セカイ系」とは、批評家の東浩紀によれば、「主人公と恋愛相手の小さく感情的な人間関係(「きみとぼく」)を、社会や国家のような中間項の描写を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」といった大きな存在論的な問題に直結させる想像力(『ゲーム的リアリズムの誕生』96頁)のことだ。 この定義は、必ずしもセカイ系と称されるすべての作品には当てはまらないという批判もあるが、理念的なモデルとしては優れている。実際『天気の子』は、ヒロインと主人公、つまりは「きみとぼく」という

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                          • フェミニズム以後のオタク2:「安全に痛い自己反省パフォーマンス」について - てらまっとのアニメ批評ブログ

                            前回の記事の続きを書こうと思ったのは、いただいたコメントのなかに、自分でもなんとなく感じていた問題点、というより既視感を指摘したものがあったからだ。いわゆる「安全に痛い自己反省パフォーマンス」というものである。 teramat.hatenablog.com 安全に痛い自己反省パフォーマンスとは、評論家の宇野常寛がデビュー作『ゼロ年代の想像力』(2008年)のなかで展開した議論だ。これが既視感の原因だった。宇野は東浩紀による美少女ゲーム(いわゆる「エロゲー」)論を批判しながら、おおむね次のように論じている。 宇野によれば、多くの異性愛男性オタクは「女性差別的な所有欲」(320頁)をもっており、エロゲーをはじめとする「レイプ・ファンタジー」にふけることでその欲望を満たしている。東はかつて、そんなエロゲーのなかにも、オタクに自己反省を迫る「批評的」な作品があることを指摘し、自著でくわしく分析した

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                            • フィクションvs.フェミニズム:『宇崎ちゃんは遊びたい!』について - てらまっとのアニメ批評ブログ

                              2019年10月、日本赤十字社が漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』とコラボレーションした献血PRポスターがSNS上で「炎上」した。胸の大きさを強調した(しばしば「乳袋」と呼ばれる)衣装を身にまとった女性キャラクター(宇崎ちゃん)のイラストが、主にフェミニストから「女性を性的にモノ化している」と批判され、これに対してポスターを擁護したいオタクが反発するという、近年ではあまりにもよく見かけるようになった「フェミニストvs.オタク」案件のひとつである。この炎上自体はSNSを大いに賑わせたあと、ポスターの掲示期間終了とともにある程度沈静化したが、2020年8月現在も宇崎ちゃんと同じ体型だという女性アカウントがフェミニストと個別にやり合っていたり、宇崎ちゃんの大きな胸の形はリアルではなく男性の陰嚢と同じだ、という斬新な切り口で罵り合ったりしている。 私自身は炎上当時、原作漫画を読んだことがなかったので、

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                              • 平和の少女像はかわいいか? - てらまっとのアニメ批評ブログ

                                著名なアニメーター・漫画家として知られる貞本義行氏が、展示中止となった「表現の不自由展・その後」に出展されていた『平和の少女像』について、「キッタネー少女像」などとツイッターで発信し、物議を醸している。 キッタネー少女像。 天皇の写真を燃やした後、足でふみつけるムービー。 かの国のプロパガンダ風習 まるパク! 現代アートに求められる 面白さ!美しさ! 驚き!心地よさ!知的刺激性 が皆無で低俗なウンザリしかない ドクメンタや瀬戸内芸術祭みたいに育つのを期待してたんだがなぁ…残念でかんわ — 貞本義行@腰痛 (@Y_Sadamoto) August 9, 2019 少女像が「キッタネー」かどうかはともかく、そこに貞本氏が現代アートに求めているという「面白さ!美しさ!驚き!心地よさ!知的刺激性」が見られないことはたしかだ。 というのも、それは旧日本軍による戦時性暴力を告発する作品であり、とくに日

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                                • 去勢されたおっさんの身体:『スーパーカブ』とぼく(ら)の異常な愛情 - てらまっとのアニメ批評ブログ

                                  いわゆる「日常系」がアニメのいちジャンルとして定着して久しい。この間、軽音楽や登山、サバイバルゲーム、釣り、漫画、陶芸、キャンプなど、あらゆる趣味やレジャー活動をテーマにした日常系作品が次々と生み出され、アニメ化もされてきた。当初は「セカイ系」信奉者から「物語がない」とか「奇跡が描けない」とかさんざん批判されたことを考えると、往時ほどの勢いはないとはいえ、それらしい作品が毎クールひとつかふたつ放送される現在の状況は、このジャンルのファンにとって悪いことではない。 ところで、これらの作品群に対して、ネットの一部では非常に興味深い意見が寄せられている。「女子高生がおっさん趣味をやる作品」というものだ。一見するとあまりにも大雑把なラベリングで、まともな議論には堪えないように思えるかもしれない。一部の趣味を「おっさん」の占有物のように捉えていることも、ジェンダー的な観点から批判の余地があるだろう。

                                    去勢されたおっさんの身体:『スーパーカブ』とぼく(ら)の異常な愛情 - てらまっとのアニメ批評ブログ
                                  • アニメ批評って何?やり方は?オワコンって噂はホント?調べてみました!|しずかにし亭九令

                                    最近アニメ批評が話題ですね!でも実際アニメ批評をしたいと思っても何から始めていいのかよくわかりません。 さらにアニメ批評には「オワコン」「金にならない」「みんなに嫌われている」などのよくない噂が…… そこで今回はアニメ批評のやり方や噂について、自分なりに調べてみました! 1.アニメ批評って何?調べてみると、アニメ批評とは、アニメを色々深読みした文章を書くことみたいです。 次に、アニメ批評に対する悪い噂(「オワコン」「金にならない」「嫌われる」)ですが、調べてみたところ、これらはすべて本当だということがわかりました! さらに、アニメ批評のやり方について自分なりに調べてみたところ、大きく分けて2つのやり方があることがわかりました!以降で解説してみます。 2.物語を解釈する2-1.作者の物語としてアニメを見るアニメ批評の基本中の基本は、物語をそのまま受け取らないことです。調べてみると、アニメの物

                                      アニメ批評って何?やり方は?オワコンって噂はホント?調べてみました!|しずかにし亭九令
                                    • 『羅小黒戦記』はプロパガンダではない 「てらまっと」という人の批評(?)に抗して、そしてアニメ批評の貧しさについて - 曇りなき眼で見定めブログ

                                      買ったやつ 映画『羅小黒戦記』吹替版公開の頃なのでもう2年半も前の記事だけれど、てらまっとという人が『羅小黒戦記』はプロパガンダじゃないかとか書いていた。 teramat.hatenablog.com 私もこの頃に『羅小黒戦記』を観てハマったので感想を調べる中でこの記事のタイトルくらいは見かけていたが、読んでいなかった。政治とかテツガクと絡めたアニメ批評に興味がないので。しかし杉田俊介氏のあまりに酷い宮崎駿論を読んだ事などを経て、興味ないとか言っている場合でなく、むしろ積極的に悪しきものとして批判する必要があるように思いはじめた。なのでてらまっと氏の批評もちゃんと読んで批判します。 杉田俊介批判はこちら↓ cut-elimination.hatenablog.com 小野寺系氏も似たような感じで批判した↓ cut-elimination.hatenablog.com てらまっと氏の記事の要

                                        『羅小黒戦記』はプロパガンダではない 「てらまっと」という人の批評(?)に抗して、そしてアニメ批評の貧しさについて - 曇りなき眼で見定めブログ
                                      • 『アニメはひとを救わない:京都アニメーションに献花する - てらまっとのアニメ批評ブログ』へのコメント

                                        ブックマークしました ここにツイート内容が記載されます https://b.hatena.ne.jp/URLはspanで囲んでください Twitterで共有

                                          『アニメはひとを救わない:京都アニメーションに献花する - てらまっとのアニメ批評ブログ』へのコメント
                                        • 無意識をアニメートする2:『たまこラブストーリー』と非人間への愛 - てらまっとのアニメ批評ブログ

                                          〈以下のテクストは2014年11月に発行されたククラス主宰の批評同人誌『ビンダー vol.1』に寄稿したものです。〉 2014年4月に劇場公開された『たまこラブストーリー』は、一見したところ、恋愛の痛みと喜びを真正面から描いた王道青春映画であるように思える。しかし、よくよく内容を振り返ってみると、これほどおかしな「ラブストーリー」も他にないのではないか。というのも、このアニメ作品では、あたかも言葉遊びをなぞるようにして物語が展開し、人間ではないものへの愛が人間へとスライドしていくように見えるからだ。これはいったいどういうことなのか。 『たまこラブストーリー』はどこがおかしいか 『たまこラブストーリー』(以下『たまラブ』と略称)は、2013年1月から3月にかけて放映された京都アニメーション制作のテレビアニメ『たまこまーけっと』(以下『たまこま』と略称)の続編である。前作に引き続き、『けいおん

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                                          • 秒速原理主義者による『すずめの戸締まり』感想ペーパー(冒頭) - てらまっとのアニメ批評ブログ

                                            11月20日(日)に開催される文学フリマ東京35で「秒速原理主義者による『すずめの戸締まり』感想ペーパー」を頒布します。ブースは「U11~12 低志会&週末批評」です。どこまで書けるかわかりませんが、以下、冒頭部分を公開します。 新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』(2022)はまぎれもない大傑作である。けれども、わたしにとってこの作品が傑作である理由は、ほかの多くの観客とは微妙に異なっているかもしれない。というのもわたしはつねづね、新海監督の最高傑作として『君の名は。』(2016)でも『天気の子』(2019)でもなく、15年前の『秒速5センチメートル』(2007)を挙げてきたからだ。いわゆる「新海誠が好きだった元カレ」*1のなかでも、おそらくはいちばんやっかいなタイプである。 来るべき震災を物語の中核にすえる『すずめの戸締まり』もまた、しみったれた男性の心情をモノローグでつづる旧作では

                                              秒速原理主義者による『すずめの戸締まり』感想ペーパー(冒頭) - てらまっとのアニメ批評ブログ
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