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サンデルの検索結果41 - 80 件 / 102件

  • トランプ氏の前回上回る7000万票獲得はなぜ?…マイケル・サンデル教授が鳴らす警鐘(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

    ■米ハーバード大 マイケル・サンデル教授 ドナルド・トランプ米大統領は、新型コロナウイルス危機への対応に多くの点で失敗した。にもかかわらず、大統領選では7000万人を超える米国人がトランプ氏に投票し、得票数は前回選を上回った。 一体なぜなのか。民主党はジョー・バイデン前副大統領の勝利に慢心せず、自問自答すべきだ。米国は、能力主義の競争を勝ち抜いた「勝ち組」が傲慢(ごうまん)になり、置き去りにされた人々に優しさを示さない社会になってきたのではないか。 米国の労働者層は、伝統的に民主党を支持してきたが、1990~2000年代前半、共和党に支持を変え始めた。グローバル化で生じた社会の不平等に、民主党が効果的に対応できなかったのが原因といえる。 民主党はトランプ氏を選挙で破り、民主的な手続きで排除することに成功したので、自らの政策やメッセージを見直す必要はないと結論づけるかもしれないが、それは誤り

      トランプ氏の前回上回る7000万票獲得はなぜ?…マイケル・サンデル教授が鳴らす警鐘(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
    • サンデル教授と未来の「働く」を考える 最高の民主主義に続く道とは:朝日新聞デジタル

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        サンデル教授と未来の「働く」を考える 最高の民主主義に続く道とは:朝日新聞デジタル
      • サンデル教授「能力主義」に警鐘 反論ぶつけた学生は:朝日新聞デジタル

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          サンデル教授「能力主義」に警鐘 反論ぶつけた学生は:朝日新聞デジタル
        • サンデル教授の挑戦状!『実力も運のうち~能力主義は正義か?』を語る SDGsを掲げる人類が解決するべき真の課題 岡田斗司夫ゼミ#404(2021.7.25)/ OTAKING Seminar #404

          チャンネル登録、ぜひお願いします!! http://urx.red/Zgf8 番組へのお便り投稿フォーム https://forms.gle/udvU8EF9PGv2feKU6 0:00 オープニング~本日のおしながき 5:21 「差別のない能力が評価される社会」Amazon創設者ジェフ・ベゾス、宇宙へ 18:19 「不正入試は正しいか?」Youtuber31人飲み会は、なぜ非難されたか? 27:11 「能力主義は差別を解決しない」ハンク・アーロンの美談 33:22 「能力主義はステルス差別を生む」マイケル・ヤング『メリトクラシーの夜明け』 41:31 「能力も運のうち」努力は環境や遺伝 59:29 「絶対平等という悲喜劇」オンラインサロンの不都合な真実 1:06:25 「最初からいろいろ持ってる人たち」熱狂する入信者多数FIRE教 1:14:14 「上級国民の世界」小山田圭吾は1

            サンデル教授の挑戦状!『実力も運のうち~能力主義は正義か?』を語る SDGsを掲げる人類が解決するべき真の課題 岡田斗司夫ゼミ#404(2021.7.25)/ OTAKING Seminar #404
          • マイケル・サンデル教授×モーリー・ロバートソン【前編】「世界を分断する『成功者のおごり』を解体せよ!」 - 社会 - ニュース

            週プレNEWS TOPニュース社会マイケル・サンデル教授×モーリー・ロバートソン【前編】「世界を分断する『成功者のおごり』を解体せよ!」 政治哲学の世界的権威、マイケル・サンデル教授(左)にモーリー氏が聞く! (Photo by Jared Leeds/サンデル教授) いま世界各地で起きている深刻な分断の正体は、保守vsリベラルの対立ではなく、学歴偏重を中核とする「能力主義(メリトクラシー)」の暴走だ――。 「ハーバード白熱教室」で有名な政治哲学の世界的権威、マイケル・サンデル教授がエリートたちの傲慢さを批判した新著『実力も運のうち』が話題を呼んでいる。週刊プレイボーイで国際情勢コラムを連載中のモーリー・ロバートソン氏によるスペシャルインタビュー! ■ネオリベが変えた"成功のとらえ方" モーリー 『The Tyranny of Merit:What's Become of the Comm

              マイケル・サンデル教授×モーリー・ロバートソン【前編】「世界を分断する『成功者のおごり』を解体せよ!」 - 社会 - ニュース
            • マイケル・サンデル氏「報酬で社会貢献度は測れない」 - 日本経済新聞

              トランプ米次期大統領就任を前に、米国の哲学者マイケル・サンデル氏がフランスの経済学者トマ・ピケティ氏との対談本「平等について、いま話したいこと」(岡本麻左子訳、早川書房)を日米同時刊行した。格差と分断を埋め、退潮するリベラル派や民主主義の復権のために何をすべきか。サンデル氏に聞いた。◇――2017年の第1次トランプ政権誕生の背景には、エリートに対する労働者の屈辱感があったと指摘していた。この

                マイケル・サンデル氏「報酬で社会貢献度は測れない」 - 日本経済新聞
              • サンデル教授「君は自分の力で最初に生まれたのかい?」ハーバード白熱教室・能力主義篇①|Hayakawa Books & Magazines(β)

                ハーバード大生のマイクは、自分の努力が報いられる「能力主義」のシステムが理想だと言うが……。ハーバード白熱教室・能力主義篇①(全2回) 勝者に課せられるもの サンデル 今日は、分配の正義[分配的正義、distributive justice]の問題に取り組みたい。私たちはどんな原理に従って、富や権力、機会を分配するべきか。ジョン・ロールズはこの問いに詳しく答えている。今日はその答えを検討しよう。 前回私たちは、その取っかかりとしてロールズのある考え方を学んだ。 「正義の原理は、仮設的契約から最もうまく導かれる」というものだ。肝心なのは、その仮設的契約は、ロールズが「無知のベール」(veil of ignorance)と呼ぶものの背後にある平等な原初状態の下で実現されるということだ。ここまではいいかな。 では、次に進もう。ロールズの言う「無知のベール」の背後で人々が選ぶ原理とは何だろうか。

                  サンデル教授「君は自分の力で最初に生まれたのかい?」ハーバード白熱教室・能力主義篇①|Hayakawa Books & Magazines(β)
                • 『サンデル教授「エリートは人種・性差別は非難するが、低学歴者への否定的な態度は恥ずかしいと思っていない」』へのコメント

                  世の中 サンデル教授「エリートは人種・性差別は非難するが、低学歴者への否定的な態度は恥ずかしいと思っていない」

                    『サンデル教授「エリートは人種・性差別は非難するが、低学歴者への否定的な態度は恥ずかしいと思っていない」』へのコメント
                  • マイケル・サンデルの白熱教室 中国の友よ 君はそれで幸せなの?  NHKの凄さ - 幸せなことだけをして生きていきたい

                    マイケル・サンデル先生の番組が話題になっています。 こんなに話題になるNHK BSの番組って珍しい気がする。 マイケル・サンデル先生の番組は、毎回、注目しています。 これは前回(半年前) yoshimor.hatenadiary.jp サンデル先生の新刊出版に合わせた内容でした。どっちかと言うと宣伝だった。 今回は、すごく皮肉が効いてます。 タイトルは、 「中国の友よ 君はそれで幸せなの?」 これ思い切ってますね。 さすがNHK。 NHKってほんとマーケティングがバグっている会社だと思うのだけど、内容に関してはほんとに素晴らしい。これだけすごい内容なんだから、も少しマーケティング頑張ればいいのに。 せめて、アクセスが多いNHKニュースサイトに番組紹介記事載せるとか。 yoshimor.hatenadiary.jp 話を戻します。 中国政府は様々な規制によって、うまく社会を回そうとしています

                      マイケル・サンデルの白熱教室 中国の友よ 君はそれで幸せなの?  NHKの凄さ - 幸せなことだけをして生きていきたい
                    • オバマ元大統領の罪深さを突く。マイケル・サンデル著『実力も運のうち 能力主義は正義か?』【VOGUE BOOK CLUB|中村佑子】

                      オバマ元大統領の罪深さを突く。マイケル・サンデル著『実力も運のうち 能力主義は正義か?』【VOGUE BOOK CLUB|中村佑子】 人権から環境問題まで、現代社会が抱える問題の本質を一冊の書から考える連載の最新回で取り上げるのは、「白熱教室」で知られるマイケル・サンデルの新刊『実力も運のうち 能力主義は正義か?』。学歴偏重社会や新自由主義を引き継ぐリベラルの思想、オバマの言説までをも鋭く批判するサンデルが提唱する「分かち合う社会」とは?

                        オバマ元大統領の罪深さを突く。マイケル・サンデル著『実力も運のうち 能力主義は正義か?』【VOGUE BOOK CLUB|中村佑子】
                      • 実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル著 成功は努力の結果ではない - 日本経済新聞

                        『これからの「正義」の話をしよう』や『ハーバード白熱教室』で知られるマイケル・サンデルの新著である。現代社会に広がる能力主義の支配に対して問題を提起し、「機会の平等」を超えた共通善の実現を目指すサンデルの議論は、そこであげられている数々の事例の豊富さもあって読むものを飽きさせない。読んでいて、思い起こしたのは一昨年の東京大学入学式における、上野千鶴子名誉教授による祝辞である。その祝辞はいささか

                          実力も運のうち 能力主義は正義か? マイケル・サンデル著 成功は努力の結果ではない - 日本経済新聞
                        • 『マイケル・サンデルも言ってるが、同性婚を認めるなら重婚・近親婚も認めないと論理矛盾するんだよ。婚姻を「一緒に暮らす仲良しさんを自由に決める制度」として再定義するなら。そこまで考えてそうな奴が少ない。 - flatfive のブックマーク / はてなブックマーク』へのコメント

                          暮らし マイケル・サンデルも言ってるが、同性婚を認めるなら重婚・近親婚も認めないと論理矛盾するんだよ。婚姻を「一緒に暮らす仲良しさんを自由に決める制度」として再定義するなら。そこまで考えてそうな奴が少ない。 - flatfive のブックマーク / はてなブックマーク

                            『マイケル・サンデルも言ってるが、同性婚を認めるなら重婚・近親婚も認めないと論理矛盾するんだよ。婚姻を「一緒に暮らす仲良しさんを自由に決める制度」として再定義するなら。そこまで考えてそうな奴が少ない。 - flatfive のブックマーク / はてなブックマーク』へのコメント
                          • サンデル教授「思い上がりを生む能力主義」と安い労働力:朝日新聞デジタル

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                              サンデル教授「思い上がりを生む能力主義」と安い労働力:朝日新聞デジタル
                            • 能力主義は正義か? サンデル教授、東工大「利他プロジェクト」と対話する

                              自己責任論の風潮が強まり、「勝ち組」と「負け組」の間に深刻な分断が生じている昨今。その背後にある「能力主義」の問題とは? 他者とともに、私たちはどのように生きるべきか? ハーバード大学の政治哲学者、マイケル・サンデル教授は最新作『実力も運のうち 能力主義は正義か?』でそうした問いを鋭く投げかけ、日本中で大きな話題を呼んでいる。 本Webセミナーでは、東京工業大学「未来の人類研究センター」で「利他プロジェクト」に取り組む研究者、美学者の伊藤亜紗教授と政治学者の中島岳志教授が参加し、『実力も運のうち』を起点にサンデル教授と対話を繰り広げる。 主催:公益財団法人早川清文学振興財団 協力:株式会社早川書房、東京工業大学「未来の人類研究センター」 制作:朝日新聞社 ●出演者紹介 マイケル・サンデル 1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォー

                                能力主義は正義か? サンデル教授、東工大「利他プロジェクト」と対話する
                              • サンデル教授「この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。75から80%だ」ハーバード白熱教室・能力主義篇②|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                サンデル教授「この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。75から80%だ」ハーバード白熱教室・能力主義篇② (ハーバード白熱教室・能力主義篇①はこちら) ハーバード白熱教室・能力主義篇②(全2回) 私の報酬を決めるのは……サンデル 前回の講義の終わりに、君たちの生まれた順番について、調査を行なった。その結果、この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。 75から80%だ。分配の正義について考えるときに、なぜこれが重要なのだろうか。 前回議論した、分配の正義に関する三つの異なる理論を思い出してほしい。収入や富や機会など、人生に幸福をもたらすものはどのように分配されるべきかという質問には、三つの答えがあった。 まず、私たちは、正義にかなった分配のシステムは、自由取引、自由市場経済のシステムであるというリバタリアンの答えを見た。

                                  サンデル教授「この教室の何パーセントの人たちが、自分は第一子だといって手を挙げただろうか。75から80%だ」ハーバード白熱教室・能力主義篇②|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                • マイケル・サンデル 著『実力も運のうち』より。能力主義は正義ではない。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                  GDPの規模と配分のみを関心事とする政治経済理論は、労働の尊厳をむしばみ、市民生活を貧しくする。ロバート・F・ケネディはそれを理解していた。「仲間意識、コミュニティ、愛国心の共有 ―― われわれの文明のこうした本質的価値は、ただ一緒に財を買い、消費することから生まれるのではありません」。その価値観を生むのはむしろ「十分な給料が支払われる尊厳ある職です。働く人が『自分はこの国をつくるのに手を貸した。この国の公共の冒険的大事業に参加した』と、コミュニティや、家族や、国や、それに何よりも自分自身に向かって言えるような職なのです。 そのように語る政治家は、いまではほとんどいない。ロバート・F・ケネディ以降何十年も、進歩派の大半はコミュニティや愛国心や労働の尊厳をうたう政治を放棄し、代わりに出世のレトリックを駆使してきた。 (マイケル・サンデル『実力も運のうち』ハヤカワ文庫、2023) おはようござ

                                    マイケル・サンデル 著『実力も運のうち』より。能力主義は正義ではない。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                  • マイケル・サンデル「学歴偏重主義は、あってはならない偏見です」 | ハーバード大学教授が説く、この時代に欠かせないものとは?

                                    トランプに共感しているのですか? 中道左派のエリートは、旧来の階級への忠誠心を捨てて、道徳的なライフコーチとしての新しい役割を担い、労働者階級の自立支援に従事した。 「こうした人々はグローバル化について、選択はもはや左か右かではなく『オープン』か『クローズ』かだと言った。『オープン』というのは資本、商品、人は国境を越えて自由に動くことを意味しています」とサンデルは言う。 そして、この状態は不可逆的であるとみなされただけでなく、賞賛された。サンデルはこう説明する。 「いかなる形であれ、これに異を唱える者は偏狭な考えの持ち主で、偏見を持ち、コスモポリタンなアイデンティティを敵視することを意味しました」 こうして成功をめぐる厳格な倫理観が米国の文化に浸透したのだ。 「社会の頂点にいる人たちは、そこにいるだけの理由があり、取り残された人たちもまた、そこにいるだけの理由があると考えられました。つまり

                                      マイケル・サンデル「学歴偏重主義は、あってはならない偏見です」 | ハーバード大学教授が説く、この時代に欠かせないものとは?
                                    • マガジン限定記事「EVIL文筆家が100万回言ってもダメだが、サンデルが1回言えばきっと意味がある」|白饅頭

                                      世界的に有名な政治哲学者マイケル・サンデルの新著の邦訳が出る。発売前にも関わらず、その内容が各所で話題になっている。

                                        マガジン限定記事「EVIL文筆家が100万回言ってもダメだが、サンデルが1回言えばきっと意味がある」|白饅頭
                                      • 【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

                                        月1回の割で回ってくる『労働新聞』の書評コラム「本棚を探索」、今回私が取り上げるのはマイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』(早川書房)です。すでにベストセラーになっている本書ですが、私の切り口はちょっと斜め方面からになります。 https://www.rodo.co.jp/column/131006/ 2019年度の東大入学式の祝辞で、上野千鶴子は2つのことを語った。前半では「大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています」と、将来待ち受けるであろう女性差別への闘いを呼びかけ、後半では「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください」と受験優等生たちのエリート意識を戒めた。 後者の理路をフルに展開したのが本書だ。刊行1年

                                          【本棚を探索】マイケル・サンデル『実力主義も運のうち 能力主義は正義か?』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
                                        • サンデルの記事と「能力主義」について|山口尚

                                          東洋経済の次の記事を読んで身もだえした。なぜなら、そこでは一般の予想以上に複雑な問題が扱われており、安易な姿勢で読めば必ずや誤解が生じるような事柄が論じられているからである。 なぜこの記事で扱われる問題は「複雑」であるのか。その理由は、端的に言えば、現実に関わるからである。例えば概念的には〈学歴〉の問題と〈能力主義〉の問題は互いに独立だが――なぜなら学歴以外の事柄についても能力主義は採られることがあるからである――、現実においては〈学歴〉の話と〈能力主義〉のそれは比較的密接に結びついている。それゆえサンデルが〈能力主義〉を論じる文脈で〈学歴〉を取り上げることには十分な理由がある。とはいえ、その趣旨を正確に理解するには、読者の側で複数のテーマの区別が必要になる。 本ノートでは、記事の内容を整理する可能な視角のうちで、〈能力主義〉にかんする箇所にフォーカスしそれを解きほぐしたい。記事にはその他

                                            サンデルの記事と「能力主義」について|山口尚
                                          • Amazon.co.jp: 実力も運のうち 能力主義は正義か?: マイケル・サンデル (著), 鬼澤忍 (翻訳), 本田由紀 (その他): 本

                                              Amazon.co.jp: 実力も運のうち 能力主義は正義か?: マイケル・サンデル (著), 鬼澤忍 (翻訳), 本田由紀 (その他): 本
                                            • 「能力主義」は悪なのか? サンデルの考えを「日本に輸入する」ときの注意点(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

                                              「能力主義」は悪なのか? サンデルの考えを「日本に輸入する」ときの注意点 日米の違いを考慮したほうがいい 上述したような共同体主義の考え方は、リベラル的というよりも保守的なものである。このことは、日本の読者がサンデルの議論を受け入れるか否かを判断する際に考慮すべき重大なポイントだ。一般論として、日本の政治や教育は欧米諸国に比べれば価値中立的なものではなく、共同体主義的な要素がすでに強い。 選択的夫婦別姓制度の導入に対する反対の根強さ、与党議員による「LGBTは道徳的に認められない」発言、小中学校における「道徳」の教科化をめぐる議論などを思い起こしてほしい。こうした主張をする人たちが「権利よりも責任を」といった言葉を優先することにも注意を向ける必要があるだろう。 そして、そんな日本の政治や教育の問題点も多々指摘されている。日本においてサンデルの主張を採用するということは、現状を維持したり現在

                                                「能力主義」は悪なのか? サンデルの考えを「日本に輸入する」ときの注意点(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
                                              •  政治哲学の偉人!マイケル・サンデルの本おすすめ7冊! - 生活百花

                                                おはようございます。皆さんは「マイケル・サンデル」という名前をご存知でしょうか? 本を読んだ、大学で学んだ、テレビで見た事がある、という人も沢山いると思います。 サンデル氏は政治哲学の世界では超有名な学者です。政治哲学について勉強するならば、まずサンデル氏の本を読むべきだと言っても過言ではありません。 今回はそんなマイケル・サンデル氏の紹介と、おすすめの本を紹介して行きます。 目次 ・サンデル氏の略歴 ・サンデル氏の大まかな思想 ・サンデル氏のおすすめ本7選! 1.これからの「正義」の話をしよう 2.公共哲学 政治における道徳を考える 3.ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業 4.それをお金で買いますか 市場主義の限界 5.サンデル教授、中国哲学に出会う 6.民主政の不満 7.完全な人間を目指さなくてもよい理由-遺伝子操作とエンハンスメントの倫理 ・まとめ ・サンデル氏の略歴 サンデル氏

                                                   政治哲学の偉人!マイケル・サンデルの本おすすめ7冊! - 生活百花
                                                • サンデル先生、すげえよ。あんた。 - 幸せなことだけをして生きていきたい

                                                  またまたサンデル先生の番組がUPされました。 再放送あります。 BS1スペシャル マイケル・サンデルの白熱教室「民主主義って時代遅れなの?」 4月8日(金)午前9:00~ www.nhk.jp 今回も日米中の大学生たちが意見を言い合います。 ほとんど前回と同じ顔ぶれだったように思います。 例によって、日本人は日本語、中国人は英語。これだけでも見劣りするな。 そして毎回、中国人大学生たちは頭が良くて、はつらつとしていて、それでいて意見が全くぶれない。全員一致。かたくな。すごく中国政権寄り。まあ国を代表して出てくるのだからチェックがないはずないし、失言すると後で大変だろうし。そんな裏が見え隠れしていておもしろい。 番組冒頭にサンデル先生は ウクライナ問題がトピックだが、真正面から論じると、後々不都合が起こることがあってはならないので、あえて違う話題を扱う と言ってました。配慮してますね。まあそ

                                                    サンデル先生、すげえよ。あんた。 - 幸せなことだけをして生きていきたい
                                                  • マイケル・サンデル「“遺伝子操作ベビー”は親の無条件の愛と相反する」 | スペイン紙が名物教授にインタビュー

                                                    米ハーバード大学の政治哲学者マイケル・サンデルは2001年末、思いがけない招待状を受け取った。生命倫理に関する問題を取り扱う諮問機関「大統領生命倫理評議会」への参加を要請されたのだ。サンデルは生命倫理の専門家ではなかったが、遺伝子操作、クローン技術、幹細胞研究など、大きな道徳的課題をもたらす新興分野を考察するというアイデアに心引かれた。 そして、これらのテーマをその有名な講義を通じて追究し続け、特に興味を引かれた問題だった遺伝子増強(エンハンスメント)に関する著作『完全な人間を目指さなくてもよい理由-遺伝子操作とエンハンスメントの倫理-』を出版した。この中で、サンデルは現在も未解決となっている倫理的なジレンマに関し、その知性と鋭さで切り込んでいる。また、この本では『実力も運のうち 能力主義は正義か? 』などの後に出版した著作でも展開した正義や民主主義、共同体、能力主義に関するサンデルの考え

                                                      マイケル・サンデル「“遺伝子操作ベビー”は親の無条件の愛と相反する」 | スペイン紙が名物教授にインタビュー
                                                    • サンデル教授、発売7日で4刷「能力主義は緊急の課題」:朝日新聞デジタル

                                                      ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                        サンデル教授、発売7日で4刷「能力主義は緊急の課題」:朝日新聞デジタル
                                                      • ポストコロナ時代の「知」とは マイケル・サンデル教授らが語る:朝日新聞デジタル

                                                        ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"

                                                          ポストコロナ時代の「知」とは マイケル・サンデル教授らが語る:朝日新聞デジタル
                                                        • サンデル博士がトランプ勝利を読み解く: 極東ブログ

                                                          YouTubeのAmanpour and Companyのチャネルに、先日の米国大統領選挙ついて、特にそのリベラル派の敗北について、日本でも『これからの「正義」の話をしよう』で有名な政治哲学者マイケル・ジョゼフ・サンデル(Michael Joseph Sandel)のインタビューがあり、それなりに興味深いものだった。それなりにというのは、それほど想定外の話はないなと思えたからでもあった。 サンデル博士は、今回の大統領選挙でトランプ氏が勝利した理由を、米国民の不満から説明している。サンデル博士によれば、この不満の背後には二つの主要な要因がある。 第一に、米国市民は自分たちがどのように統治されているのかについて有意義な発言権を持っていないと感じていることだ。このことは本質的に自己統治ということ自体の危機である。米国では大多数の国民が自分たちの声が反映されていないと強く感じている。 第二に、米国

                                                          • マイケル・サンデル教授インタビュー完全版「エリートは謙虚になるべき」「分断は能力主義によって起きている」【報ステ×未来を人から 完全版】【未来をここから】【Michael Sandel】

                                                            アメリカ・ハーバード大学の政治哲学者マイケル・サンデル教授(68)。 今年4月に発売された、サンデル教授の新著「実力も運のうち 能力主義は正義か?」(鬼澤忍訳 早川書房)がコロナ渦の今、注目されています。 サンデル教授が語る「コロナで鮮明になった社会の分断」。この分断はコロナ以前から根深く存在し、主な原因は「能力主義社会」と、その社会の上位にいる「エリート」にあると言います。 今回、能力主義の何が問題なのか、サンデル教授にリモート取材。 コロナにより人々の繋がりが一層少なくなっている今、サンデルは能力主義の問題を乗り越えたその先に、どのような未来を見ているのでしょうか。 ●0:23~ マイケル・サンデル教授 ●1:37~ コロナが世界を変えたこと ●3:18~ 広がる経済格差 ●5:29~ 能力主義とは ●7:07~ エリートは貧困層を見下している ●7:51~ 学歴偏重主義 ●10:2

                                                              マイケル・サンデル教授インタビュー完全版「エリートは謙虚になるべき」「分断は能力主義によって起きている」【報ステ×未来を人から 完全版】【未来をここから】【Michael Sandel】
                                                            • トランプ氏の前回上回る7000万票獲得はなぜ?…マイケル・サンデル教授が鳴らす警鐘

                                                              【読売新聞】 ドナルド・トランプ米大統領は、新型コロナウイルス危機への対応に多くの点で失敗した。にもかかわらず、大統領選では7000万人を超える米国人がトランプ氏に投票し、得票数は前回選を上回った。 一体なぜなのか。民主党はジョー・

                                                                トランプ氏の前回上回る7000万票獲得はなぜ?…マイケル・サンデル教授が鳴らす警鐘
                                                              • 『「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)』へのコメント

                                                                世の中 「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                  『「人種差別や性差別が嫌われている時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ」マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』試し読み|Hayakawa Books & Magazines(β)』へのコメント
                                                                • サンデル先生の新刊に「心中穏やかでないエリート」が続出している理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

                                                                  マイケル・サンデル氏の新著『実力も運のうち 能力主義は正義か? 』が日本でも大ヒットし、瞬く間に数万部を超えるベストセラーとなった。「公平」を建前とする能力主義の欺瞞的な本性を白日のもとに晒す同著の内容と、そのセンセーショナルなタイトルに対する反応を観測するかぎり、心中穏やかではない人も少なくないようである。 【写真】「たった62人」の大富豪が全世界の半分の富を持つ異常な世界の現実 日本を含む先進社会の根底には「能力主義」があり、その指標は学歴(主として卒業した大学の偏差値)である。日本においても、高い学歴をもつエリートの多くは、この「能力主義」=「学歴主義」のイデオロギーを何の違和感もなく受け入れている。 だが、サンデル氏は新著で、この社会構造を根本から批判した。「学力試験による序列化構造は、人びとの努力を正しく反映する、この社会でもっとも公平で公正な競争である」という前提を否定し、この

                                                                    サンデル先生の新刊に「心中穏やかでないエリート」が続出している理由(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
                                                                  • マイケル・サンデル教授に聞く「能力主義」の問題点。自己責任論の国・日本への処方箋は?

                                                                    10月13日(水)夜8時から。マイケル・サンデル教授と小説家・平野啓一郎さんの対談を配信いたします。「あなたがしんどいのは、あなたのせい」という考え方が社会に巣食っているのはなぜなのか? 考えていきます。

                                                                      マイケル・サンデル教授に聞く「能力主義」の問題点。自己責任論の国・日本への処方箋は?
                                                                    • 【サンデルの政治哲学とは】正義の議論から共和主義までわかりやすく解説|リベラルアーツガイド

                                                                      ロールズの『正義論』を中心としたリベラリズムを批判し、コミュニタリアニズム(共同体主義)や共和主義の重要性を唱えた、アメリカの哲学者、政治哲学者です。 アメリカでそれまで支配的だったリベラリズムを、哲学的・倫理学的に批判し、その問題点を指摘したことから、コミュニタリアン(共同体主義者)として一躍有名になりました。 日本でも「白熱教室」や『これから正義の話をしよう』などで一般的にも有名になりましたね。 しかし、日本で流行した書籍では、サンデルの政治哲学について体系的に明らかにされていません。 そのため、サンデルがどのような政治的思想を持っているのか、知名度のわりにいまいち知らない人も多いのではないかと思います。 そこでこの記事では、 マイケル・サンデルの政治哲学の特徴 サンデルのロールズ、リベラリズム批判 サンデルの共和主義やコミュニタリアニズム、目的論 などについて詳しく解説します。 サン

                                                                        【サンデルの政治哲学とは】正義の議論から共和主義までわかりやすく解説|リベラルアーツガイド
                                                                      • サンデル教授に聞く「能力主義」の問題点。自己責任論の国・日本への処方箋は? 【マイケル・サンデル×平野啓一郎特別対談】

                                                                        Discussion with Professor Michael J. Sandel and author Keiichiro Hirano about meritocracy and self-responsibility. *English subtitles are provided for Japanese. *The explanation of this program in English is at the bottom. 日本で100万部を突破した著書『これからの「正義」の話をしよう』や、『ハーバード白熱教室』(NHK教育テレビ・現Eテレ)で知られるマイケル・サンデル教授。 最新刊『実力も運のうち 能力主義は正義か?』で、行き過ぎた能力主義、成果主義によって社会の分断が深まっていることに警鐘を鳴らします。 ハフポスト日本版ではマイケル・サンデル教授へのインタビュー番

                                                                          サンデル教授に聞く「能力主義」の問題点。自己責任論の国・日本への処方箋は? 【マイケル・サンデル×平野啓一郎特別対談】
                                                                        • トランプ時代の「尊厳」の話をしよう サンデル教授がみる病根と希望:朝日新聞

                                                                          「ハーバード白熱教室」で知られるマイケル・サンデルさんが、米大統領に返り咲いたドナルド・トランプ氏に民主党が敗北した理由や、新たなリベラル像の構築に向けた「尊厳回復」の必要性を論じます。 ――トランプ大統領の復権が示す、米社会の病根をどこに見いだしますか。 「この40~50年間にわたる新自由主義的なグローバル化は、トップ層に大きな報酬をもたらした一方、平均的な労働者には賃金の停滞と雇用の喪失をもたらしました。そうしたなか、エリートが自分たちを見下し、日々の仕事に敬意を払っていないという労働者の不満や憤りが、トランプの成功の根本にあります。彼の復帰は、バイデン政権の4年間でもその問題が解決されずに続いてきたことを示しています」 ――トランプ氏の当選は2度目。しかも総得票数でも勝ちました。「トランプ現象」は一時的・局所的な逸脱ではありませんでした。 「バイデン政権の4年間は、いわゆる正常な政治

                                                                            トランプ時代の「尊厳」の話をしよう サンデル教授がみる病根と希望:朝日新聞
                                                                          • 「テクノロジーは大谷翔平に勝てるか」 マイケル・サンデル教授が問う テクノ新世 インタビュー - 日本経済新聞

                                                                            人工知能(AI)やバイオテクノロジーが指数的な発展を遂げ、人間社会を揺らしている。技術が人知を超えて進化する「テクノ新世」の時代をどう生き抜くべきか。米ハーバード大学の政治哲学者、マイケル・サンデル教授は技術の行方を企業や専門家だけに委ねず、公共の場で熟議を続けることが重要だと訴える。ハーバード大もチャットGPT対策――AI分野で技術の発展が一段と加速しています。「対話型AI『Chat(チ

                                                                              「テクノロジーは大谷翔平に勝てるか」 マイケル・サンデル教授が問う テクノ新世 インタビュー - 日本経済新聞
                                                                            • マイケル・サンデル「災禍で多くを失うだけでなく、多くを得たと言えるための議論をすべきだ」 | 危機下だけの“感謝”ではなく、つねに手を携えた社会のために

                                                                              感染の恐れがあるにもかかわらず、社会を回すために働き続けてくれているレジ係や配達員の人たちに対して感謝の念を抱く機会が増えている。だが、危機が終息すれば、その感謝の念はなくなってもいいのだろうか。 日本でも「白熱教室」で有名なハーバード大学の政治学者マイケル・サンデルは、今回のコロナ危機は私たちが避けてきた重要な問題を直視する良い機会だと主張する。 パンデミックに立ち向かうために国民を動員し、最終的に、疲弊した経済を立て直すには、医療や経済の専門知識だけでなく、道徳や政治の刷新も必要だ。 私たちはいま、過去数十年ものあいだ避けてきた基本的な問いに向き合う必要がある。その問いとはすなわち、「市民として私たちはお互いにどんな借りがあるのか」というものだ。 パンデミックの最中、この問いが最も緊急性を要する形で浮上するのが、医療との関わりにおいてである。それはこう問いかける──医療は個人の支払能力

                                                                                マイケル・サンデル「災禍で多くを失うだけでなく、多くを得たと言えるための議論をすべきだ」 | 危機下だけの“感謝”ではなく、つねに手を携えた社会のために
                                                                              • 功績だけで人の優劣ははかれない! サンデル教授が批判するメリトクラシーの功罪。【コトバから考える社会とこれから】

                                                                                功績だけで人の優劣ははかれない! サンデル教授が批判するメリトクラシーの功罪。【コトバから考える社会とこれから】 能力主義、あるいは功績主義とも訳される「メリトクラシー」。個人の努力や実績次第で、社会的地位を向上させ得るとする概念は、資本主義社会の原動力でもあったが、今、そこに潜む危うさも指摘される。「メリトクラシー」の功罪とは? パンデミックに襲われた世界各地で、エッセンシャルワーカーへの認識が大きく改められた。行き過ぎたメリトクラシーの弊害とも指摘される学歴偏重社会のパラダイムシフトとなるのか──イギリスでは、人々が収入よりも満足度を追求し、興味や適性に合う職業を選択する傾向に。伝統遺産クラフト協会によると、茅葺き屋根職人、石工など一時絶滅しかけた職種に近年働き手の増加が見られるという。また、1970年代半ばに62だった独立系チーズ製造者は現在 300あまりに。AI の

                                                                                  功績だけで人の優劣ははかれない! サンデル教授が批判するメリトクラシーの功罪。【コトバから考える社会とこれから】
                                                                                • ギネス記録を持つ“活動系”哲学者アダム・サンデルとは何者か | あのマイケル・サンデルの息子

                                                                                  哲学者と子供 ソクラテスやプラトンなど、古代の偉大な哲学者の多くは生涯、結婚もしなければ、子供を持つこともなかった。同様にホッブス、デカルト、スピノザ、ロック、ヒューム、ライプニッツ、カント、アダム・スミスなど、17世紀、18世紀の哲学者の多くも、家庭を持つこととは別の時間の使い方を好んだ。 だがアリストテレス、ルソー、マルクスは例外だ。アリストテレスは2人の妻を持ち(同時にではない)、多くの子孫を残したとされる。彼の「ニコマコス倫理学」は子供のひとりに捧げられている。ルソーは5人の子供をもうけ、その全員を孤児院に捨てた。一方、マルクスは7人の子供をもうけたが、そのうち成人に達したのはわずか3人だった。 スペインの哲学者マリーナ・ガルセスは、著書『未完の哲学』(未邦訳)のなかで、「批判的思考への専心」と「情緒的な無関心」の間にある興味深い関係を探求し、「哲学者は歴史を通して、子供を持たない

                                                                                    ギネス記録を持つ“活動系”哲学者アダム・サンデルとは何者か | あのマイケル・サンデルの息子