抗いようのない“老い”という現実 残念なことに、40歳を過ぎると、とくに男性は総じてモテなくなります。容色の衰えもあるし、気持ち的にも若々しくエネルギッシュな魅力が減退するのでしょう。 最近流行りの『明日、私は誰かのカノジョ』(をのひなお)というマンガでも、おじさんはどうにもならない存在に描かれています。このマンガには、“レンタル彼女”やパパ活をする女子大生、美容整形に大枚はたくアラフォー女性、ホスト通いする女性などが登場し、さまざまな男たちと“ほろ苦ラブストーリー”を展開します。 なのでおじさんだけを槍玉にあげているわけではないのですが、たとえば“レンタル彼女”の女性がおじさんと食事をしながら、ぼんやり「おじさんって、やっぱり肌が汚いんだ」などと思っている場面を読むと、溜息とともに「そうだよねぇ」と妙に納得してしまいます。 中高年の域に達した男にとっては、こればかりはもう抗いようもない現