元プロレスラーで、現在、ステーキハウス『ミスターデンジャー』を経営している松永光弘さんの新刊『オープンから24年目を迎える人気ステーキ店が味わったデスマッチよりも危険な飲食店経営の真実』(ワニブックス・刊)が話題を呼んでいる。 狂牛病騒動をはじめとして、平成の時代に降りかかってきた数多の苦難を乗り越えてきた松永さんは、今回の著書で「いかにして危機的状況をクリアしてきたか」について赤裸々に告白。そして、そういった経験則が外食産業にとって「令和最大の危機」であるコロナ禍でも活かされる、ということを詳しく綴っている。 妻の指摘で判明した「脳の異常」 病院への道も分からなくなる 「この本を書いたのは、まさに新型コロナウイルス感染拡大の影響が広がってきてから。だから、店の経営にどういう影響があったのかも書くことができたし、締め切りギリギリまで粘って、緊急事態宣言が解除されたあとの様子まで反映させるこ