月額9ユーロの格安チケット。ドイツ西部ドルトムントの主要駅で(2022年6月1日撮影)。(c)Ina FASSBENDER / AFP 【8月31日 AFP】ドイツ交通事業者連合(VDV)は30日、今夏導入された電車やバスが乗り放題となる格安チケットのおかげで二酸化炭素排出量(CO2)が200万トン近く削減できたと明らかにした。 中道左派主導の連立政権は6月、インフレ抑制策の一環として、月額9ユーロ(約1250円)で全国のバスや地下鉄、地方鉄道が乗り放題となるチケットを導入した。 VDVは8月末で終了する9ユーロチケットについて、CO2排出量180万トンの削減になったと説明。これは自動車約38万8000台分の年間排出量に相当する。 VDVが毎週6000人を対象に実施した調査によると、チケット利用者の10人に1人が外出の際、少なくとも週に1回は自動車の代わりに公共交通機関を利用したという。