抵抗勢力は30代 オフィス改革“断行”の内田洋行が達成したこれだけのコスト削減:失敗の繰り返しから得た「果実」(1/4 ページ) 「働き方改革」が叫ばれる中、いかに仕事のムダをなくし個々の社員が最大限の生産性をあげることができるか。その環境を整備することがどの業界、業種にも求められている。内田洋行は10年前のオフィス移転を機に、最も働きやすい環境を考え、実証実験を重ねてきた。 ビジネスに必須とされていた紙資料を極限まで少なくし書類の保管スペースを費用換算で1800万円の削減、そして会議室利用の効率化のために独自システムを開発することによって、同じく貸会議室利用料換算で1000万円を減らすことができた。その成果を顧客向けサービスや商品の開発にもつなげている。社内の「抵抗勢力」の反対もありながら、いかに生産性の高い働き方を実践してきたのか。同社経営企画統括部第2企画部・矢野直哉部長、ICTリサ