モーリシャス沖で座礁した貨物船「わかしお」から流出した燃料の除去作業に当たるボランティア(2020年8月12日撮影)。(c)Beekash Roopun / L'Express Maurice / AFP 【8月15日 AFP】インド洋の島国、モーリシャス沖で商船三井(Mitsui OSK Lines)が運航する貨物船「わかしお(MV Wakashio)」が座礁し燃料が流出した事故で、14日、船内に残っていた燃料が新たに漏れ出した。生態系にさらなる悪影響が及ぶ恐れがある。 わかしおは先月25日、サンゴ礁に乗り上げ、その1週間後から1000トン以上の燃料が流出。マングローブ林や絶滅危惧種が生息する海洋保護区を危機にさらしている。 現場からはこれまでに700トンの油と260トンの汚泥やがれきが除去された。12日、船内の燃料タンクからは燃料がすべて取り除かれ、さらなる大規模流出は免れた。しかし同