湿気の多い、暑いのか寒いのかよく分からない季節になっていますね。こんな感じで大体おざなりな時候の挨拶からいつも始めております。 毎度おなじみ、このレター記事は大勢の人に読んでもらいたい部分を無料で公開し、後半の「黒猫の考察」部分を有料読者にお送りするスタイルです。有料記事というだけで批判する人もいるので、なんとか工夫しながらやっている次第です。
7月10日の参院選で1議席を獲得し、国政政党となった「参政党」。「安倍晋三元首相殺害事件の真相」「ワクチンの繰り返し接種は死の階段をあがること」といった陰謀論が飛び交う政党に、10万人もの党員が熱狂するのはなぜか。『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』で開高健ノンフィクション賞を受賞したジャーナリストの畠山理仁氏が見た、“参政党現象の正体”を『週刊文春WOMAN2022秋号』より、一部編集の上、掲載します。 ◆◆◆ 予祝パーティーの列に並ぶ「上品な橙色の集団」 参議院議員選挙から1カ月が過ぎた8月21日午前10時すぎ。幕張メッセの最寄り駅であるJR海浜幕張駅は、2つの大型イベントを目指す人たちで混雑していた。
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