大学生の頃の不思議な思い出話をします。僕は地元の大学の医学部まで毎日電車で通っていました。大学キャンパスまで電車で片道30分くらいだったので、朝は比較的ゆっくりしていました。毎朝目が覚めたらトレーニングウェアに着替えて家の近所を30分ほどジョギングしていました。それからシャワーを浴びて、母の作った味噌汁で朝食を済まし、家から徒歩3分くらいの無人駅から電車に乗っていました。 近所の学習塾で塾講師のアルバイトをしていたので、電車の中には僕の教え子(女子高生)が何人も乗っていました。僕が電車に乗り込む時に、ひとつ前の駅から乗って来る女子高生のグループが「せんせぇ、おはようございまーす」と笑顔で挨拶してくれます。最初の頃は通勤中のサラリーマンたちには怪訝な顔をされていましたが、女子高生たちとの挨拶が習慣化し始めると徐々に興味を示さなくなってくれました。進学校に通う長めのスカートの教え子は、少し遠く