スペインの海外領メリリャで治安警察によって発見された、有毒廃棄物の袋の中に隠れていた移民(手前、2021年2月22日撮影)。(c)Handout / Spanish Guardia Civil / AFP 【2月23日 AFP】モロッコ北部沿岸のスペインの海外領メリリャ(Melilla)で19日、有毒廃棄物の袋の中に隠れ、意識を失った密航者が見つかった。現地警察が22日、発表した。 発見された人物は、石炭を燃やした際に発生するフライアッシュ(石炭灰)を詰めて密封されたプラスチック袋の中に入っていた。フライアッシュは欧州連合(EU)の廃棄物関連法で有毒廃棄物に分類されている。 第一発見者の警官は最初、人の脚のような形に気付き、遺体だと思ってすぐに救急車を呼んだ。しかし、袋を外したところ、中に入っていた人は意識を取り戻し、一命を取りとめた。 警察はこの日、メリリャの港で、スペイン本土行きの船に