11日の東京株式市場は、アメリカで株価が上昇した流れを受けて買い注文が広がり、日経平均株価は終値として初めて4万2000円台をつけ、史上最高値を更新しました。 11日の東京市場では、取り引き開始直後から半導体関連など幅広い銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は一時、500円以上値上がりして4万2400円台をつけ、取り引き時間中の最高値を更新しました。 これは10日のニューヨーク市場で、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長の発言などを受け、アメリカで根強いインフレが落ち着きFRBが9月にも利下げに踏み切るとの観測が広がったことを背景に、ナスダックなど主要な株価指数が最高値を更新した流れを受けたものです。 また、海外の投資家などの間で、日本企業の業績の先行きへの期待感が高まっていることも株価を下支えしました。 ▽日経平均株価、11日の終値は10日の終値より392円3銭高い4万2224円2銭