2010年、当時9歳でTwitterを始め、率直な発言が大きな注目を集めてきた元子役の春名風花さん。「僕」の一人称で、大人たちと社会問題について熱い議論を交わし、“バズり”も“炎上”も経験してきました。 RTや“いいね!”によって共感の度合いが可視化され、人々の感情が極端な方向に触れやすいTwitterの世界。そこを長年見続けてきた春名さんが、今「共感」について思うことは――。テロ・紛争解決の専門家、永井陽右さんとの対談です。 SNS上での他者との向き合い方 永井 Twitterは「共感」を加速させるプラットフォームなどと言われたりしますが、春名さんがそれとどう向き合っているのか気になります。僕はSNSのネガティブな面に辟易してしまっているタイプですが、春名さんは幼い頃から使い続け、いわゆる「クソリプ」といわれる、失礼なメッセージにも丁寧に返信されていますよね。 春名 基本的には自分が語り