lessonとstudyの違い 「すぐに役に立つ知識を教えない」ということも、これからの教育において非常に大事なポイントだと私は考えています。 そう考えるとき、まず「授業」という言葉の意味について改めて捉え直したいのです。「授業」は、もともと翻訳された言葉です。もとの言葉は2つあって、1つはlesson、もう1つはstudyです。 lessonの意味は、授業や学課のほかに、教会の用語として日課や教訓のことも指しますし、訓練を課すというような意味もあります。 一方、studyは勉強、学習、研究という名詞でもあり、研究する、調べる、観察するなどの動詞でもあります。studiumという「熱意」や「労を惜しまない努力」という意味のラテン語から派生しています。studiousになると「勉学好きな」という意味になるのですが、何か面白いものを見つけて夢中になって調べるということからstudy「研究する」