医療用・娯楽用大麻の合法化が進み、マジックマッシュルームなどの幻覚剤の治療薬としての効果が実証されるなど、ドラッグに関する認識は大きな転換点を迎えています。 とはいえ「全ドラッグの合法化」はさすがに無茶な逆張りにしか見えませんが、いったい研究者らは何を考えているのでしょうか。詳細は以下から。 ジャーナル「Drug Science, Policy and Law」に掲載された最新の論文によると、全ての違法ドラッグを合法化すればドラッグ関連の害悪をなくせるとのこと。 その理由は合法化で公的な規制を行えるようになり、安全問題を解決でき、依存症治療へのアクセスを拡大し、ブラックマーケットに関連する暴力を無くせるというものです。 これだけ言われてもご都合主義の絵空事にしか見えませんが、研究者らは4種類の薬物政策を比較して調査を行っています。見ていってみましょう。 ◆現在、世界で主流の懲罰的なドラッグ