1 はじめに CX事業本部の平内(SIN)です。 OpenCVでは、背景差分という手法で、動くものだけを検出する作業がよく紹介されています。 今回は、店舗で商品の監視など場合などに、お客さんの伸ばした手や、人影などが、その監視にノイズとなって入ることを避けるため、「動かないもの」のみを撮影してみました。 商品のように数が増減するものは、監視の対象となりますので、背景差分のように、最初に完全な背景を設定するのではなく、前のフレームとの差分を確認しながら、「一定期間 動かないもの」を撮影するイメージです。 最初に、動作している様子を御覧ください。 左が、監視画面で、右は、普通のモニターです。手などが入ってきても、それは、無視されます。 2 差分検出 1つ前のフレームとの比較を行う場合、差分検出を単純化させるため、以下の処理としました。 フレーム画像をグレースケールに変換する 2つの画像の差分画