選挙の季節 政治の季節だ。いや、選挙があるだけだが。 政治の話をしたい。実在する政党や政治団体については語らない。思想も語らない。せいぜい与党と野党、くらいの抽象性でいきたい。 なにを語りたいのか。結論からいえば、「政治はその人の人徳による」のではないかということだ。 自分の気に食わない……というと感情的すぎるか。自分の思想信条に反するような政党が躍進することがある。あるいは、すでに与党であるかもしれない。いずれにせよ、あるもの支持すれば、あるものは支持しない。そこに対立が起こる。 ……と、書いたところで思ったのだが、べつに両方支持する、50%と50%で支持する、どちらでもいい、そういう考えがいけないのだろうか。べつにいいじゃないか。それもその人の考え方だ。 どのような考えを持とうと自由だ。敵か味方かの二元論におちいらないために、あえて選択から身を引くというのも一つのあり方だ。あるいは、自