なんだかドキッとするタイトルですが、本の感想です。 山本文緒さんの「ブルーもしくはブルー」を読みました。 この本のテーマはずばり「違う人と結婚していたら人生は違っていたのか」ということです。 1992年に出版された本で、主人公の蒼子という人物が29歳の設定なのですが、今の女性の33歳~35歳といった感じのイメージを持ちました。 蒼子は、2人の(正確には3人の)男性の間で揺れ動き、突然現れたドッペルゲンガーと入れ替わって、2つの結婚生活を体験するというお話です。 小説も面白かったがあとがきが素晴らしい 人生は選択の連続で、毎日のようにAかBかをえらばないとならないけど、結局どちらもそれほどの違いはないのかもしれません。どんな会社に就職しようと、誰と結婚しようと、しまいと、その人がその人であることには変わりないのだし。 誤解を恐れずにいうと、「誰と結婚しても同じ」だと私は思う 自分も相手も、完