「この世界に行ってみたい」と思えちゃう絶妙な楽しさ ──今回は高田先生と、「放課後アサルト×ガールズ」2巻の帯にコメントを寄せた上坂すみれさんに集まっていただきました。おふたりともミリタリー趣味をお持ちなんですよね。 高田慎一郎・上坂すみれ はい。 ──そこでまずは上坂さんに「放課後アサルト×ガールズ」という作品をミリタリー好きの視点で切り取っていただきたいんですけど……。 上坂 そうだなあ。第二次世界大戦時の米軍装備で戦うっていう本格的なミリタリー要素も強いんですけど、シリアスすぎないですよね。普通の女子高生が異世界に行っちゃうっていうところだったり、「3回までは死ねる」っていう設定であったりゲームっぽい要素が多いし、実際、作中に「ゲームみたいでオモシロイ」ってセリフもあったり。生死を懸けた戦いの物語ではあるんですけど「この世界に行ってみたい」と思えちゃうような、絶妙な楽しさがあるなと思