衝撃的だった。結局、経済の要の誰もが通らなければいけない「道」を押さえて「関所」を作ることができた企業だけが「利潤」をあげられるのだと。ま、そもそも経済学には「残余」はあっても「利潤」はないってとこからおかしい。 経済学の船出 ―創発の海へ 作者: 安冨歩出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2010/11/25メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (23件) を見る 安冨先生は、大企業と中小企業の倒産率の分析を通し、上場している大企業ではなんらかの「関所」を押さえているので倒産リスクが非常に少なくなっているのに対し、中小企業の分析では50年(600ヶ月)たっても新規開業企業の倒産リスクと変わらないことを示していらっしゃる。つまりは、中小企業は関所をもっていないので、ほんのちょっとした変化で生き残れたり、消え去って行ったりせざるを得ないのだと。 そして、形態的