パソコンのデータを勝手に暗号化して利用できなくしたうえ、金銭を要求する「ランサムウエア」と呼ばれる不正なコンピューターウイルスを作成したなどとして、神奈川県警が5日、大阪の中学3年の男子生徒を逮捕したことが捜査関係者への取材でわかりました。 警察は、ネット上での監視活動の中でこのウイルスを見つけ、ことし4月、男子生徒の自宅を捜索した結果、自宅にあったパソコンにウイルスを作成した記録が残っていたということです。 「ランサムウエア」は「身代金要求型」とも呼ばれ、さまざまな種類のものがあり、先月、世界各地で相次いだ大規模なサイバー攻撃でも使用されていました。 捜査関係者によりますと、このウイルスはネット上で繰り返しダウンロードされているということですが、これまでのところ被害は確認されていないということです。 警察は、ウイルスの作成の経緯や被害の状況などについて調べを進めています。