富士通、富士通研究所と日本体操協会は17日、体操競技の選手の動きを3Dレーザーセンサーで立体的にとらえ、審判員の採点を支援する技術の共同研究を行うと発表した。2020年東京五輪での導入を目指す。富士通が19、20日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開く技術展「富士通フォーラム2016」で技術を披露する。 センサーから出射されたレーザーで選手との距離を測り、3Dデータを収集。ひじや膝の曲がり具合などをモニター画面で把握し、技の完成度の判定に役立てる。審判員の負担を軽減し、スムーズに大会を運営できるほか、収集したデータを技術指導や練習に活用することもできる。 あん馬を皮切りに、鉄棒や床など各種目に順次適用。将来的には、フィギュアスケート、フェンシング、馬術といった他の採点競技への導入も目指す。 富士通は2020年東京五輪に向けて、スポーツ関連事業で売上高2千億円を達成する目標を掲げ