アメリカのポンペイオ国務長官はロシアのラブロフ外相と電話で会談し、政情不安が続く南米のベネズエラに「ロシアが軍を派遣している」と非難しました。ベネズエラをめぐる米ロ両国の対立がさらに深まることが懸念されます。 ロシア外務省によりますと、これに対してラブロフ外相は「アメリカはベネズエラでクーデターを起こそうとしている。主権国家に対する明らかな内政干渉だ」と反論したということです。 ベネズエラをめぐってロイター通信は「およそ100人の兵士を乗せたロシアの航空機と、35トンの物資を積んだ貨物機が今月23日、相次いで到着した」と伝える一方、ロシア通信は25日、外交筋の話として、以前から続けている軍事協力の一環だと伝えています。 アメリカは暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長を支援し、アメリカ軍による介入も排除しない方針を示して圧力を強めていて、ロシアによる軍の派遣をめぐって米ロ両国の対立が