レファレンス 2013. 9 3 主 要 記 事 の 要 旨 従軍慰安婦問題の経緯 ―河野談話をめぐる動きを中心に― 山 本 健太郎 ① 従軍慰安婦問題が浮上して 20 年余り、現在までに慰安婦問題が焦点化する局面が何 度かあった。本稿では、慰安婦問題について、日本国内で大きな問題として取り上げら れた時期を中心に、その経緯を概観する。そして日本政府の慰安婦問題に対する基本的 な認識を表明した河野内閣官房長官談話(河野談話)について、特に焦点を当てる。 ② 慰安婦問題は 1990 年に韓国の女性団体の提起によって浮上し、日本政府が提訴され るに至った。日本政府は調査を行い、軍の関与を認めるとともに、1993 年の河野談話 では強制性を認め謝罪した。 その後、 元慰安婦に対する償いの事業を行うことを目的に、 アジア女性基金が設立された。 ③ 1997 年には、慰安婦問題が教科書に記述されるこ
『百田尚樹『殉愛』の真実』の宝島社が今度は『日本国紀』の検証本を出版! 保守派の歴史学者・秦郁彦が百田の詐術を 7月に出版した新作小説『夏の騎士』(新潮社)を最後に「作家引退」を宣言した百田尚樹センセイだが、周知の通り、その後もTwitterでは安倍政権擁護やリベラル派バッシングを日々繰り返すなどご健在。“嘘八百田”の愛称で親しまれているセンセイのこと、しれっと小説にカムバックするのも時間の問題のように思えるが、当面のところは“極右安倍応援文化人”のお仕事をメインにしていくらしい。 そんななか、百田センセイの“作家としてのお仕事”をキツーく点検する一冊が、このたび発売された。『百田尚樹『日本国紀』の真実』という本だ。 タイトルでピンと来た人もいると思うが、これは例の“エセノンフィクション”こと『殉愛』(幻冬舎)のウソを徹底的に暴いた『百田尚樹『殉愛』の真実』(以下「殉真」)と同じ、宝島社が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く