ワシントン(CNN) 米情報機関を統括するコーツ国家情報長官は15日までに、パキスタンによる過激派対策の現状に触れ、米国との協力には消極的でより強力な掃討作戦には踏み切っていないとの見解を示した。 積極的な作戦遂行を促す米国の要望などを受け、より厳しい摘発に転じた姿勢を演じているだけだとも切り捨てた。 世界規模の脅威に関する米上院情報特別委員会の公聴会で述べた。パキスタン側のこれらの姿勢は急には変わらないとも予測し、米国との協力はあくまで緩やかに進め、反政府武装勢力タリバーンやその分派の強硬派ハッカーニ派との関係は維持するだろうと分析した。 トランプ米大統領もパキスタン政府のテロ対策などに不信感を表明。今年最初のツイッターへの書き込みでは、米国が過去15年間、パキスタンに330億ドル以上の資金援助を供与しているものの見返りに得たのは虚偽と欺瞞だったと非難していた。 トランプ政権は1月8日、