11月8日の朝を迎えた時点で、勝負は決しているように思えた。全米レベルの世論調査では、ヒラリー・クリントン氏の圧勝が予想されていた。各州レベルで行われた世論調査も、民主党寄りの州による選挙人団の「青い壁」が、クリントン氏を難なく勝利へと推し進めるだろうと示していた。 今、われわれはもっと多くのことを知っている。最終集計でクリントン氏は全米で苦戦を強いられた。フロリダ州やノースカロライナ州のような激戦区を落としただけでなく、長年民主党が確実に勝てるとされてきたウィスコンシン州やペンシルベニア州でも地滑り的敗北を喫した。 世論調査会社のなかには、国民の一般投票に関しては、自分たちが発表してきた調査結果は、クリントン氏が1ポイント差でリードしているというものだったから、大きくはずれていなかった、と自己弁護をするところもある。 調査会社モーニング・コンサルトのコミュニケーション担当ディレクター、ジ
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