水浸しの1階店舗(提供) 原因は何者かによる屋上の水道への細工だった (提供) 「これは地上げ。まるで昭和の手口ですよ」 【細工されていた証拠写真はこちら】 東京・秋葉原駅から徒歩数分、千代田区外神田の角地に立つ6階建てビル1階の飲食店の店員はそう訴える。 事件が起きたのは9月27日朝。上階から大量の水が流れ、ビル中が水浸しになっていた。 「水源は屋上。水道の蛇口が何者かに鋸のようなもので切られて水があふれ出し、屋上はプールのようでした。しかも屋上に穴が開けられ、そこから階下の室内に水が流れ込んだんです」(飲食店員) すぐに消防署に連絡し排水してもらったが、犯人は不明。実は、入居者への「嫌がらせ」とも思える事件はこれ以外にも頻繁に発生しており、入居企業はすでに警察に相談し、被害届も出した。 「9月にあった最初の“水攻め”被害はもっとひどかった」と、5階で電子部品を扱う企業の代表は言う。この