元「smart」編集長・佐藤誠二朗によるカルチャー・ノンフィクション連載「Don't trust under 50」。 初回のゲスト、有頂天のKERAに続く2人目のゲストは、ラフィンノーズのヴォーカル、チャーミー。1980年代、まさにインディーズブーム、日本のパンクシーンを牽引したカリスマは、還暦を超えた今もなお全国を回り、当時と変わらぬ激しいライブ活動を続けている。偶然にも62歳の誕生日に行った約3時間にもおよぶロングインタビューをベースに、4回にわたってチャーミーの現在、過去、そして未来に迫る。 (全4回の1回目 #1 #2 #3 #4 ) 「まだまだ上がっていく自信がある。『これからだ』っていう気持ちで、ビンビン」 ラフィンノーズのライブでは、はじまりを告げるオープニングSEとして、必ずかかる曲がある。 優雅な雰囲気のストリングスの調べだがクラシックの曲ではなく、ラフィンノーズの代表