通勤風景や都心部を歩くビジネスパーソンを見ていると、空前のリュックブームであると実感できる。特に男性は、ここ1~2年でリュックを持っている人が驚くほど増えたと思う。オフィスウエアのカジュアル化に比例して多くなっているようだし、働き方改革の影響で重いノートPCを持ち歩く人が増えたのも一因だろう。 僕も最近までビジネスリュックを使っていた。しかしリュックは重い荷物を運ぶ際に便利なのだが、実際に日々使ってみると気に入らない場面にも出くわす。 例えば、電車の中では背中が出っ張るのでかなり邪魔になる。そのためリュックで通勤する人の多くは、乗車時にリュックを腹側に回している。目測だと、リュックで通勤電車に乗る人の7~8割は、腹側で固定しているのではないだろうか。これでは、せっかく肩と腰で重量を配分できるリュックのメリットが台無しだ。しかも、胸板が厚かったり腹が出ていたりすると非常に持ちづらい。