奥明日香 入谷(にうだに)の葛(2019年9月初旬) 昨年9月初旬に、奈良から大阪のあべのハルカス(大阪市阿倍野区)が見えるところとして、奥明日香の入谷(にうだに、奈良県高市郡明日香村大字入谷)を紹介し、少し考察しました。 www.zero-position.com www.zero-position.com 奥明日香の伝承(言い伝え)では、入谷は「にう、丹生」、つまり、水銀のとれる所が地名の起源で、 ここには大海人皇子(おおあまのおうじ、後の第40代天武天皇、皇后が第41代持統天皇)を支持する海人族が住んでいたと口承されています。 伝承は時として貴重な史料となりますが、皇子の名は明らかに海人族との強い絆を示唆していますよね。 おそらく、この話は、教科書には書かれていませんので、最初に読んだ時にはたいへん驚きました。(繋・明日香村の大字に伝わるはなし 明日香村文化協会 40周年記念 平成3