日本の公式の歴史書「日本書紀」「古事記」と、外典とも呼べる古史古伝を合わせて解釈すると、太古の物語や神話に隠されている叡智が読み解けるという内容です。 ただ古史古伝と呼ばれる書物は、歴史的検証が不十分なため、オカルトの部類として扱われているとのこと。 そこにアメリカ人であり日本文化に造詣の深い著者が、独自の解釈で神話を紐解くという作業をしています。 めちゃくちゃロマンがあって、面白かったのですが、言っても文献資料が少な過ぎるので、何とも言えない感じ。 きっと日本には漢字以前にも文字はあったでしょうし、膨大な歴史をまとめたのが「日本書紀」や「古事記」だったのでしょう。 それ以上は、どうしても想像でしか言えないのが、もどかしいですね。 けど、めちゃくちゃ文化水準の高い民族が、昔から日本に居たのは間違いなさそうです。 ホツマ・カタカムナ・先代旧事本紀 古史古伝で解く「太古日本の聖なる科学」 作者