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  • 『マイ・ブロークン・マリコ』感想(ネタバレ)…残された者にできること、そして映画がすべきこと

    あらすじ(前半):テメェに弔われたって… 何気ない昼のひととき、営業の仕事をする会社員のシイノトモヨはスーツ姿のまま定食屋でひとりラーメンをすすっていました。そのとき、店内にあるテレビから昼のニュースが流れます。 「本日未明、中野区在住の26歳の女性が自宅マンション5階のベランダから転落し、亡くなっているのが発見されました」 シイノは目もあげずにラーメンに夢中でしたが、亡くなった人物の名がニュースで読み上げられると、手を止め、目をあげて固まります。 「イカガワマリコさん、26歳」 店をでて、スマホのLINEでマリコに連絡してほしいとテキストを送るシイノ。けれども既読はつかず、電話をしても呼び出し音が鳴るばかり。茫然と立ち尽くしながら呼吸が早くなるシイノでした。 マリコはシイノのダチです。昔が思い出されます。2人一緒に物件を眺めたこともありました。安いところはないか、家を出たいと気楽にぼやく

      『マイ・ブロークン・マリコ』感想(ネタバレ)…残された者にできること、そして映画がすべきこと
    • Web発の注目漫画『マイ・ブロークン・マリコ』が突きつける、生々しい「生」と「死」の明暗対比

      物語を突き動かすキアロスクーロ 平庫ワカの『マイ・ブロークン・マリコ』が話題になっている。口コミで日を追うごとにその評価を高めていった本作は、「COMIC BRIDGE online」でのWeb連載が更新されるたびにトレンド入りし、先ごろ発売された単行本(全1巻)も即重版が決定したらしい。快挙だ。とはいえ、失礼ながら本作は大部数発行の老舗雑誌に連載されたわけでもなければ、これまた失礼ながら、人気の売れっ子漫画家が描いた待望の新作、というわけでもない。それでも、つまり、評価の定まらない未知の新人の作品でも内容さえよければ売れる、というのは快挙であると同時に、エンターテインメントの世界の正しいあり方(送り手にとっても受け手にとっても)を指し示しているともいえよう。似たようなケースとして、たとえば映画の世界での『カメラを止めるな!』の大ヒットが記憶に新しいところだが、漫画の世界もまだまだ捨てたも

        Web発の注目漫画『マイ・ブロークン・マリコ』が突きつける、生々しい「生」と「死」の明暗対比
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