【読売新聞】下山事件の謎に迫る:下山定則・初代国鉄総裁(当時47歳)が死亡した1949年の「下山事件」特集。自殺か他殺かさえ不明のまま迷宮入りした「昭和史最大のミステリー」と、令和のいま、改めて記者が向き合う。
〈“戦後史最大のミステリー”として、いまなお多くの謎につつまれる占領期最大の未解決事件「下山事件」〉。今年3月に「NHKスペシャル」で取り上げられ、あらためて話題を呼んだ。「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない」。祖父についての親族の証言を契機に「下山事件」に新しい光を当てた作家・柴田哲孝氏の著書『下山事件 最後の証言 完全版』(祥伝社文庫)より一部を抜粋して紹介する。(全2回の1回目/後編に続く) ◆ ◆ ◆ 戦後史最大の謎「下山事件」 21世紀は、かつて遥か遠い未来だった。 だが、いつの間にか我々は、その時代を現実として歩み始めている。 気が付けば平成という年号も日常の隅々にまで浸透して久しい。同時に「激動の昭和」と呼ばれた時代は次第に過去へと押し流され、少しずつ人々の記憶から忘れ去られようとしている。 だが、けっして風化させてはならないものもある。 戦後の動乱が明
占領期だった1949(昭和24)年7月、国鉄の下山定則総裁が突然失踪し、礫(れき)死体で発見された「下山事件」。遺体に不自然な点が多く、自殺説と他殺説をめぐる大論争に発展したこの事件は、占領期最大の未解決事件と言われ、70年以上たった今もなお多くの謎に包まれています。 3月30日(土)放送のNHKスペシャル「シリーズ 未解決事件」では、下山事件をドラマとドキュメンタリーの2部構成で検証。数多くの作家やジャーナリストが真相解明に挑んだ事件の謎と、今なお続く「日本の闇」に新たな光を当てました。 ドラマで描かれたのは、東京地検の主任検事として捜査を指揮した布施健検事の“巨大な闇”との戦いの日々と奇々怪々な事件の舞台裏。 ドキュメンタリーでは、検察の捜査を混乱させたスパイの足取りを取材し、新たな資料や証言から、事件の水面下で繰り広げられた、超大国の謀略に迫ります。 ドラマで布施検事を演じた俳優の森
2021.09.24インタビュー・対談 <デイヴィッド・ピース9000字ロングインタビュー>何かの手に導かれて、わたしは下山事件を書いた。 ジャンル : #エンタメ・ミステリ 1949年7月5日。占領下の東京で、国鉄総裁・下山定則が失踪した。通勤途中に百貨店に寄り、帰ってこなかった。発見されるのは真夜中。総裁は豪雨の鉄路上、列車に轢断された遺体となっていた。誘拐殺人か、失踪ののちの自殺か。大量解雇に反発した左翼による犯行か。あるいはGHQの陰謀か。それともソ連か。警察も法医学者もマスコミも自殺説と他殺説で割れ、真相は歴史の闇に消える―― 『TOKYO REDUX 下山迷宮』(デイヴィッド・ピース) 戦後最大の怪事件「下山事件」。何人もの作家やジャーナリストにとり憑いてきた巨大な謎に挑んだのは、イギリスの作家デイヴィッド・ピース。膨大な文献を渉猟し、事件現場を歩き、GHQの資料を読み込んで、
浦沢直樹、手塚治虫…“巨匠”たちも取り組んだ戦後日本の闇「下山事件」 1949年7月6日、行方不明になっていた国鉄総裁・下山定則が轢死体で発見された。不審な点が多いことから自殺説、他殺説が入り乱れ、未解決のまま1964年7月6日に殺人事件としての公訴時効が成立。迷宮入りとなった。 下山事件は松本清張ら数々の作家たちもテーマにしてきた、注目を集め続ける「戦後最大のミステリー」 ©文藝春秋 いまでは歴史の教科書にも載る「戦後最大のミステリー」は、ノンフィクションでもフィクションでも題材とされることが多い。古くは1960年に「文藝春秋」で連載された『日本の黒い霧』(松本清張)、最近の例では2021年の『TOKYO REDUX 下山迷宮』(デイヴィッド・ピース)があり、いわば「人気のある未解決事件」である。 手塚治虫 ©文藝春秋 マンガの世界でこの難事件を扱ったのは、マンガの神様・手塚治虫だ。『奇
著者: 高橋ユキ ゲーリー・L・スチュワート、スーザン・ムスタファ(著)、高月園子(訳)『殺人鬼ゾディアック』 矢田喜美雄『謀殺 下山事件』 柴田哲孝『下山事件 最後の証言』 清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』 朝倉喬司『誰が私を殺したの 三大未解決殺人事件の迷宮』 大橋義輝『消えた神父を追え! BOACスチュワーデス殺人事件の謎を解く』 山本徹美『袴田事件 冤罪・強盗殺人事件の深層』 江川紹子『名張毒ブドウ酒殺人事件 六人目の犠牲者』 伊吹隼人『狭山事件 46年目の現場と証言』 ハ・スンギュン(著)、宮本尚寛(訳)『華城事件は終わっていない 担当刑事の綴る「殺人の追憶」』 刑事裁判の傍聴を始めて15年が経った。傍聴マニアが高じて、ブログを開設。それが書籍化に至ったことが、ライターとしてのキャリアの始まりだ。現在は、刑事裁判の様子を執筆するほか、法廷を離れて
おこしやす♪~ 7月6日は何の日? その時そして今日何してた? 2023年(令和5年) 7月6日はゼロ戦の日、情報サイト・COMUGICOの日、公認会計士の日、ワクチンの日、ナンの日、サラダ記念日、記念日の日、ピアノの日、CHUXXXの日、思いやり手洗い洗車の日、等の日です。 ●『ゼロ戦の日』 :1939(昭和14)年のこの日、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の試作機の試験飛行が行われました。 1/72 完成品 36352 零式艦上戦闘機 五二型丙 筑波航空隊 大分航空基地 1945 EASY MODEL Amazon ★ゼロ戦とは「零戦」は「堀越二郎」が設計した日本最後の艦上戦闘機で、時速533キロ、航続距離3,500キロ。正式には零式(れいしき)艦上戦闘機といい零戦(れいせん)とも略称される。旧日本海軍が,日中戦争から太平洋戦争全期にわたって使用した艦上戦闘機。1937年から三菱重工業が堀越二
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